06/25/03

予備校の発達と学校教育 3(習熟度別教育の必要性)

学校の先生は、教育能力が低いのではありません。
予備校や塾の先生で、優秀な若者が「公立高校に就職出来た」と言うことで辞めてしまうことがあります。
「せっかく優秀なのに惜しいね」とは思いますが、その親や本人にしてみれば、1生食いはぐれのない安定就職の魅力には勝てないようです。
こうしてみると、公立私立の先生の能力が低いのではなく、システムが先生の能力を発揮し難くしたり、引き出せなくしていることが分かります。
システム的問題点の一つとしては、学校では習熟度別の授業をしないことが、学校教育を駄目にしている大きな原因ではないでしょうか?
先生がたまたま(文科省の方針でしょう)的を絞っている(中の下当たり)レベルの子供以外の子供は、すなわちクラスの大多数の生徒は、分かり切ったことをくどくど教えられるか、全くついて行けないかになって、ほとんど授業がつまらなくなっているのです。
デパートで言えば、中肉中背の人の洋服以外は売りませんと言うのに似ています。
中肉中背の人は大多数でしょうが、それでも、2〜30年前からLLサイズなどを売り出しています。
ただし、今でも、客の方を見ないで、売れ筋と言う中心的なものにこだわっていて、大ききな店を使いこなしていない商店が多いとは思いますが、この点はこれまで商人の定義、あるべき姿や大企業の弊害のコラムで繰り返し書いて来ました。
学校では、試験や勉強の平均点のところに、多くの生徒が集まるかと言うとそうではなくて、むしろ平均点の人は意外と少ないものです。
このように現場の能力が低いのではなくて、仕組みを考える中央のエリートの能力が低いのが問題なのです。




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