06/21/03
法科大学院とコスト 2
これまでも予備校の費用や、生活費は掛かっていたから同じだと思う人がいるでしょうが、好みに合わせて仕事の合間に勉強したり、勉強の合間に仕事したりいろんなコースを選べていたのです。
要するに人によっては、毎日あるいは1日中勉強するのに適した人もいるでしょうが、例えば、私などは、飽きっぽいものですから、2〜3時間考えては別のことをしている内にまた考えが湧いてくるタイプです。
こういうタイプは、1日中勉強していても頭がぼ〜っとするばかりで、いい結果が出ません。
この超高齢化社会で、人より1年や2年早く弁護士になっても、40年も50年も働く以上は人生にとってあまり意味がないのです。
ですから、ゆっくり何かしながら(仕事に限らずスキーや山登り、デート)勉強したい人は、そう言うコースをこれまでは選べたのです。
「俺は5年掛けて弁護士になればいいのだ」と言う人にまで、どうして2年内に法科大学院で死にもの狂いの勉強をしろと強制するのかと言いたいのです。
余計なお世話ではないでしょうか?
多様な人材養成が肝要と標榜しながら、やってることは金太郎アメの均質人材養成ばかりです。
「法科大学院の濫立と合格率 2」に書きましたように、法科大学院が自制して我慢して一定のレベルに達した学生しか入学させないようになれば、大学院の評価が上がります。(これを「我慢」と表現しているのです)
そうなると、司法試験合格率が100%近くになります。
と言うことは、全国の法科大学院の定員総数も司法試験合格者の数の近くに収斂して来るのが本来の姿と言えるでしょう。
そうなると、学生にとっては、今までどおり法科大学院に入る前の浪人期間が、今同様に自由選択コースになるのでしょう。
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