06/06/03

婚姻制度 15(皇室典範1)

集団幹部にとっては、自由自在な結婚をされては、集団を維持出来ませんので、法律が変わろうが変わるまいが、旧家や大企業経営者の家では、矢張り婚姻は重大事にちがいありません。
ところで、今日、これだけ自由恋愛が喧伝され、女性が社会進出していても、放っといて結婚まで進むのが、滅多にないのも事実です。
まして庶民にとっては、自分の居住地から一生涯に何回も出る事のなかった時代に、親が反対して結婚出来ないような事例が頻繁にあったとは、とても考えられません。
物語の世界のような恋愛関係が、しょっちゅう発生するものではないと言えるならば、庶民にとっては、その親子さえ納得すれば他の者がどうこう言う必要もないばかりか、縁談の話しが親に来るだけで有り難い事だったと思います。
親にとっても余程おかしいものでない限り、紹介されれば、それを有り難く受けるのが普通だったでしょう。
他方集団トップにとっては、集団維持の為に重要ですので、今でもトップの子弟の縁談は、
集団を継承する限り(後を継がないなら勝手です)事実上自由ではあり得ません。
民間人では、結婚をするのに法律上の制約では有りませんが、今でも皇室には法律上の制約が有ります。
滅多に見ない法律でしょうから、この際御紹介しておきましょう。


     皇室典範
「第1章 皇位継承」
「第1条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」   

  
皇室典範は戦後の制定ですが、男女平等の世の中なのに、今でも男系しか、皇位につけない事になっています。
これが現在の天皇家を悩ませているのです。
真実は、天皇家が悩んでいるのではなくて、右翼関係者が悩んでいるだけかも知れません。
今のところ、直系が女王様ばかりですから、さあ、どうしましょう?ってところです。
後の条文に出て来ますが、天皇は養子を出来ません。
江戸時代の論法で行けば廃家断絶になってしまいますよ!
天皇家を存続させる為には、瞬時たりとも途切れる訳には行かないのですから、今から改正するなどの準備が必要です。
右翼などは、皇室に限って男系でなければならないと主張するかも知れませんが、こういう極端な男系主義が完成したのは、やっと明治時代であって、復古主義で貫徹するならば、もっと昔に戻れば、女帝もいたのですから本来問題がない筈です。




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