06/06/02
社会システムの大型化と細やかなサービス6
生活保護と関係する話に、市営、県営住宅の家賃未納問題があります。
新聞等は、役所の宣伝部隊としての機能を競ってか、いかにも悪いのが住み着いているというイメージで、やくざが何ヶ月も滞納している例を書き立てますが、これらの家賃を何ヶ月も払えない人は、殆ど例外なく生活苦といっても差し支えないでしょう。
マスコミに書かれているヤクザといっても、社会の嫌われものという問題と、経済的困窮者かという問題は、別個の事なのに、あえてこれをほッかむりして、ヤクザものが怖くて集金にいけないという書き方をします。
そうして公営住宅の未収金が何億円にのぼっていると書き立てて、厳正な法的手続きの必要性を論じています。
しかし何億という未収金の多くは、善良な貧しい市民ですし、仮に善良でなくとも、生活費の足りない者は同じく何らかの保護を必要としているのです。
セクションリズムの役所の発想に従えば、公営住宅管理の役人としては、家賃を払えない程苦しい人は、すみやかに生活保護を申請すれば良いのだという考えでしょうか?
最も低額な公営住宅の家賃を払えない人々に対して、強制的に退去を求めるというのでは、結果的に境界すれすれで懸命の努力をしている貧しい人々を、力づくで生活保護へ誘導するようなことになるでしょう。
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