06/01/02
社会システムの大型化ときめ細かいサービス 1
これまで不良対策の観点から社会の仕組みや問題点を考えていましたが、今日は、以前に書いた事のある生活保護・その他の問題点に触れてみたいと思います。
つい先日の破産免責事件で、集まった破産者一同に対して、訓戒がありました。
いわく、『これからは収入の範囲内で生活するように、2度と(支払い能力以上の)借金してはいけません。(破産の)免責というのは、債権者の損になる事で、それをあえて免責するのですから、この制度を使えるのは一度だけです。(正確には10年間)どうしても生活費が足りない時は、生活保護を受けて下さい。』と、おっしゃっていました。
この話を破産者達は結構神妙に聞いていましたが、私は、以前にも書きましたように、『プロというのは(または、役所)気楽なもんだなあ』と聞いていたのです。
この頃は一度破産免責を受けた債務者が、今度はもぐリの超高利業者に借りて家族にも相談出来ず、かといって夜逃げするだけの気力もないと言う、人間的にも弱い人が次々と相談に来るのです。
こうした人に道徳論をぶって、「破産の時に、説明を聞いたでしょう。」と非難しても解決にならないのです。
相談者は、2度目の事とて、以前の弁護士に相談に行く事もできず、勿論家族にも言えなくて、でも取り立ては来るし、どうにもならず、電話帳を見て(実際は誰か私の知り合いがいて、この弁護士に相談してみたらといわれて来ている様ですが)今にも消え入りそうになって飛び込んでくるのです。
『窮鳥懐に入らば、猟師も何とやら』で、弁護士も理屈ばっかり言っていられません。
ともかく解決しなくてはならないのが我々の仕事です。
そこで考えてみると、遅刻ばかりしている子どもに、今度したら許さないからね、と言って聞かせても、何日かするとまた遅刻する子供がいますし、何回も宿題を忘れる子、何回でも飲酒運転する人、何回でも犯罪をおかす人等々・・・直ぐ改善出来ない人は幾らでもいます。
会社では、クビにすれば良いし、学校も『もうどうしょうもない』と言って退学処分で縁を切れますし、裁判所はもう2回目だから認めませんと言って、相手にしなければ良いのですから、お気楽なものです。そう言われる本人は、人間辞めない限り2回目だからと自分を放っておけないから大変です。
現実社会には2度3度繰り返す人が沢山いる訳で、その証拠に破産や、弁護士介入をした人に対して、すぐさま、もぐりと思われる業者から沢山の勧誘のちらしが送られてくる実態があります。
かなりの人がまた借りるからこそ、金をかけてチラシを撒くのです。
こうしたチラシの実態こそ、2度3度借りる人が多数存在する事を現わしていますし、これを公的に無視して、なかった事にしてしまうのは、許されないのではないでしょうか。
勿論、もぐりの超高利業者も法的に許されませんし、某大臣お得意の答弁によれば、繰り返す債務者ともども、『あってはならない』事には違いありませんが・・・
あってはならないと言われても、現に存在する債務者はどうすれば良いのでしょう?
違法業者は消えれば良いのですが、債務者も消えろ・死ねと言うのでしょうか?
話が長くなりますので今日はこの辺で。
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