05/22/08
現在政府の役割1(格差是正)
こうしてみると現在社会では多くの政府は、激変緩和と言う名の弱者救済あるいは、遅れた地域への補助金供給などに精出しており、民主化の進まない中国でも内陸部と沿海部のいわゆる格差是正が大きなテーマ・問題になっていることが分かりまです。
実際には、戦後成功した傾斜配分政策同様に、先進性のある産業にも投資しているのでしょうが、これは表に出てないだけかもしれません。
正確には予算書を詳細に見ればすぐ分かる話ですが、ここではちょっと横道にそれ過ぎますので、割愛します。
格差是正・弱者救済とは、現象的には、時代の進展について行けない人や地域にお金をばら撒くことで、それはかわいそうだから良いじゃあないかと言う方面ばかりに目が行っているのですが、その裏側として、先に進んだり成功している産業や事業者から高率(累進税率)の税をとって、・・先進事業にブレーキをかけることになるのです。
最近の政治のテーマの殆どが、これの話題ばかりになっている印象です。
現在における政府の役割が後ろ向きであるならば、政府の方針を決めるべき政治家自身が、最近流行の抵抗勢力の代名詞となるのは仕方のないことです。
そもそも、政権と言うのは、その時代の最強者集団・成功者・・最先端産業から支持を受けて成立するべきものです。
例えば、武田信玄も上杉謙信、織田信長・徳川家康も域内の強力な域内の諸豪族の支持を受けていたのであって弱者集団の支持だけでは地域権力の確立を出来なかったでしょうし、すべて、競争の本質は,強力な支持者の上に成り立っていたのです。
一流企業は、モノグサやヘマな社員ばかりでは一流企業にのし上がれないし、あとから入社した社員も怠け者ばかりならば、直ぐにも2流3流に転落してしまい、そのうち消滅してしまうでしょう。
政治家も、強力な支持者の多寡で党総裁に成れたり成れなかったりしていたのです。
ところがその先の国家になると、ここ数十年来衆愚政治と言うか、弱者の方が有権者の数が多いことから、現在社会の政権は、その時代の弱者らの支持を受けて、成立できる変テコリンな時代になっているのです。
今回のクリントン対オバマのアメリカ民主党大統領候補予備戦も、そうした結果としてみることが可能です。
オバマ氏の逆転優勢は、序盤戦ではそれほどの有力候補ではなかったことから、気楽にいわゆるばら撒き型公約を掲げたことが、庶民大衆受けしたと言われています。
これに対してクリントン氏は序盤では圧倒的優勢の体制から始まったので、責任ある政治家として、ばら撒き型公約を気前よく言えなかったのです。
負けそうになってからの後出しでは無理ですから、もはやクリントン氏の挽回は無理でしょう。
責任ある政治家集団である特別代議員が逆転させる論理的可能性はありますが、実際には、大衆の直接支持を無視できませんから、もう無理でしょう。
ただ、共和党あるいはアメリカ国民の多くが、まだそこまで大衆迎合主義が進んでいませんから、オバマ対マケイン氏の戦いになると、本来今回は民主党大統領の番ですが、結論は予断を許さなくなる可能性が出て来ました。
政党も,衆愚政治の一歩手前まで進んでいるのです。
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