05/14/08

公的資金と民間資本の棲み分け2

役人に任せると「失敗は許されない」と言う強迫観念がありますから、(後に失敗と分かっても簡単に認めず、泥沼化しやすいのも特徴です)先進事例を学んで、真似して手堅くやるばかりですから、これでは、先進国になった現在では無理があるのです。

これまで何回も書いていますが、キャッチアップ時代には先進国のまね・・理解能力の良い人・・官僚に多い素質です・・が有利ですが、これからは先進国の真似をするのではなく、真似される時代ですから、こうした人材ばかりでは国が持ちません。

ついでに言いいますと、中国は偽ブランドばかりと非難されますが、遅れて来た国では先進国の真似をするより他はないのです。

幸いわが国のキャッチアップ時代には、知財保護の幅が狭かった(たとえば、今のように事業モデルまで保護することがなかった)ことと、それほどうるさくない時代でしたので、得しただけです。

私の育った時代には、「「日本は先進国の物真似のうまい国だ」という国際批判を耳がタコになるほど聞かされていました。

これからの日本は、、よその真似・・よそで学んできて、似たような事業を国内で立ち上げるやり方では、国際競争のトップ争いをできませんから、(最先端の国際金融分野ではまだその域を出ません)学ぶのに優れた人材は用済みなのです。

こうした意見は、07/06/04 「学業と実力2(司法修習生の場合)」02/25/07「創造力重視の教育改革2(多様なコ−ス)」」前後で何回も書いてきました。

ところが、まだまだ国民のほうでも役人・・お上に頼る傾向があって、消費者問題一つとっても、消費者保護のために国や公的団体などによる格付けを求める傾向・・資格制を要求していることが多いのです。

何事でもすぐに公的機関による御墨付きを求める運動・・役人と言うか外郭団体の仕事が増えるばかりですが、こうした運動をする風潮には疑問があります。

市場の評価・・株式市場がその最たるものですが、それ以外にも、その気になれば、アメリカでは大学のランキングその他いろんな分野の格付け会社が発達していることから分かるように、民間の自由な競争の結果による格付けに任せれば良いのです。

フランスのレストラン格付けが有名ですが、すべからく、自由な民間の商売人による格付けを発達させる方向にすべきです。

下手なことをすれば吉兆のように商売が成り立たなくなるとすれば、政府の監視だけなら汚職や顔が聞く・・御目こぼしもありますが、市場監視の方が多くの目があってごまかしが難しくなるのです。

日本の旅館では、民間格付けの5星などではなく、○○省公認国際観光旅館の看板が麗々しく掲げられて重んじられます。

格付け会社が発達すれば、その格付けが実態を反映していないと信用されなくなりますから、格付け会社もその成績による格付けに曝されることになります。

サブプライ問題発生で、それまでの格付けは何だったのか?と言うことで、格付け会社が大きく信用を落としたものですが、これが公的機関なら良いかとなると何の関係もないでしょう。

気象情報も政府でなければ何故いけないかの議論になって来たのです。



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