05/20/07
生活保護激増の構造14(年金融資12)
年金融資の話から、サラ金の盛行へ話題が移り、さしも勢いのあったサラ金も金融危機後の銀行系の参入によって、凋落が始まったことに話題が移りました。
サラ金の凋落は、需要がなくなったからではなく、新規参入の増加による縄張り争いが原因です。
縄張り争いに負けた方には,刑事処分が待っているという次第で、江戸時代末の渡世人・・清水次郎長などの映画や浪曲でおなじみの渡世人(悪役のヤクザ)が、
「2足のわらじを履いていた」
ようなことが、関係を複雑にしただけで、今でもあるのです。
そんなことが、まかりとおる原因として考えてみると、検察の裁量の大きすぎ、法定刑の幅が大きすぎて罪刑法定主義が形骸化していること、刑事処罰による欠格事由拡大の危険性、さらには法定刑の細分化の必要性へと話が飛んでしまいました。
一段落したここで、再び、お休みしていた年金融資の話に戻ります。
平成19年3月18日・・・・・2「生活保護激増の構造13(年金融資11)」の続きです。
ホンのちょっと横道に入るつもりでしたが、約2ヶ月間強ですから、約180ページあまりも横にそれていたことになりますので、お忘れの方は、上記コラム前後を少し見直してください。
高齢者に関しては、年金融資を受ければ(蓄えがないから融資を受けるのですから、)すぐにも生活の行き詰まりが待っているのです。
ですから、年金融資申込み件数の実績を見れば、サラ金借入を経て何年か後の破産申立ての趨勢や、その次の生活保護申請数の予測がある程度つく関係です。
破産申立ては、当然、若年層も多いのですが、ここでは高齢者に関する予測を書いているのです。
年金融資から、サラ金利用〜破産〜生活保護までにはかなりの年数がありますが、今は高齢社会のために簡単には死亡しませんので、続々と高齢者の破産〜生活保護申請が増えてくるのです。
(あるいは、サラ金の方が先で、年金融資が後と言う場合もありますが、いずれにせよ生活保護申請は最後になるでしょう。)
ちなみに、12月11日・・・1に引用した独立行政法人福祉医療機構のホームページの同じ表からですが、
平成16年度の年金融資の件数・・・・221万7146件・・労災年金担保融資では39万4500件
平成16年度の件数・・・・・210万824件・・労災年金担保では、36万650件
となっています。
この両者の数字の違いは(延べ人数なのか?)よく分かりませんが、いずれにせよ、年間この程度(200万人以上)の人が借りに行っているということです。
関連ページリンク
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
