05/27/06

御台所と政所2

秀吉の妻禰禰の呼称としては、北の政所と言う呼称が有名です。
元々、関白などの正室を政所と呼んだらしいですが、元は平家物語でもそうですが、政所とはまさに、平家や源氏あるいは藤原氏などの権門での執務する場所と言う意味ですから、実務に関した職名だった筈です。
ネネが具体的な政務を見たわけはないですが、その実力から言って政所と呼ばれたのは、相当な所だったでしょう。
これが徳川家で、具体的な権限がなくなっていくに連れて、実務と関係のない「御台様」に変わっていったように思われます。
勿論庶民には、そのような大層な言い方はなく、カカアとかオッカァなどと言いならわされていたでしょう。
それにしても、わが国では「台」が何故、主に女性にだけ使われるようになったかの疑問が残りますので、やはり、会社その他の表の組織上の役職とは別格という意味もこめて、女性の尊称にだけ使われるようになったのではないでしょうか?
わが国では、目上の人の固有名詞を発音して呼ぶのは、失礼と言う慣習があるので、官名や役職名のない人に対する呼称に困るのです。
そして、女性に独立した職業のない時代には、偉い人の奥さんに対する呼称に困って、尊称として格好なものだとして、広まったのかもしれません。
公式準公式あるいは、商業的文書などで書く場合、相手に対し奥様では決まらないので、中には「御」奥様と書いてくるのもあります。
よほど書き方に困ったのでしょうが、(親族間の文書でない場合)文中の敬称には「貴台」などと書くと、漢文調で、文が決まる(引き締まる)ので流行ったのかもしれません。
平安時代のように、女性に独自の官職名があればよいのでしょうが、以後女性には、独自の官職名がなくなったことも、女性専用に御台所が発達した面もあるでしょう。
明治の制度の説明から08/14/05「台(気象台から気象庁へ)(天文学はあるのか?)」以来大分横道に入っていましたが、やっと弾上台の話に話が戻ってきました。



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