05/16/06

免罪符・贖罪寄付2 (宗教改革の発端)

贖罪寄付に話しを戻しますと、こうした原罪意識が底流にあって、西洋では儲ければ寄付をしたり、ボランテアで汗を流す習慣が生まれたのでしょう。
ビルゲイツの独禁法違反関係の司法省の調査事件も、巨額の寄付で決着がついたような印象ですが、こうした歴史・・免罪符の伝統が作用しているのではないでしょうか?
ホリエモンが、ビルゲイツのように先手を打って50億〜100億の巨額寄付・・原生林保護のために出資するとか・・・・をしていたら、どうなっていたか?というところです。
日本でも西洋でも、ぼろもうけしすぎて、社会全体から睨まれると、叩けば誰でもどこか埃が出る仕組みの時代ですから、助からないのです。
ビルゲイツは政府からの攻撃からかわすために寄付を始めたのでしょう。
ホリエモンにも、個別の法律に詳しい弁護士がついていたでしょうが、それだけでは、防御しきれないのですから、別途、敵の狙いをカワス大所高所からの判断をする弁護士ないしプロ助言者がついていなかったのではないでしょうか?
選挙などに出るよりも、何かの寄付やボランテアで、格好つけながら大きくなっていけばよかったのです。
日本での贖罪寄付は、誰が始めたのか知りませんが、もしかしたら西洋の刑事弁護活動の大きな部分として存在していて、これを西洋で弁護士制度を学んで来た先人が持ち込んで、
「西洋では、こうした寄付をすると刑を減刑されることになっているから、日本でも減刑すべきだ」
と主張したことに、始まるのかもしれません。
西洋の歴史を詳しく知らない裁判官が、
          「西洋に留学した大先生が言うのだから・・・」
とこれに応じて、減刑したのが慣習化したのかも知れません。
ちなみに我が国の弁護士の草分けは、星亨と言う人で、イギリスのバリスターの資格を取っていたと言われます。
( 122105 : イギリスと日本の文化背景の違い」のコラムで紹介しましたが、政治家としても衆議院議長までなった有名なヒトです)
この刑事贖罪寄付は、わが国の法律家の間では常識ですが、国民全般に広がった
    「寄付・・原罪を購う」
と言う宗教意識的基礎の上にある西洋とは違い、日本では、免罪符同様にずばり目の前の犯罪の減刑を求めるものですから、分かり良い代わりに一般社会に浸透していかなかったのでしょう。



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