05/06/06

現在の立地条件2(オートメ化と世界競争1)

機械化が進み、工場が装置産業化・オートメ化が進むと、装置さえあれば、先進国の指導でちょつとした訓練を受けて生産出来るので、規格品の製造に限っては、先進国の専売ではなくなってきたのです。
例えば台湾で、日本の新幹線が開業することになったと言うニュースがありましたが、一旦設置さえすれば、一寸した技術指導さえすれば、後は自分達で運営できるのです。
同じことは新日鉄の協力で、新日鉄の当時の最新技術で中国の宝山製鋼製鉄所の建設がされましたが、一旦出来上がれば、後は、新日鉄の少数の技術者を残して自分達で運営できる時代なのです。
却って、後発の宝山製鋼の方が、新日鉄よりも最新式のパーフェクトな機械で運営できるのですから有利になります。
05/17/05「自動化・機械化と人材4(人口減少の必要性2)(福知山線脱線事故の再発防止策)」
のコラムあるいは、どこかのコラムで書いたと思いますが、昭和50年代ころには、人件費の高騰対策として、日本はこれから、オートメ化・・機械化に邁進すべきだと言う論調が殆どでした。
私はそのころ究極のオートメ化を想像して見たところ、機械化・オートメ化は日本を救えないと確信するようになったのです。
100%オートメ化した工場を想像しますと、熟練工員がホンの少数いればいいだけですから、コストの殆どは、地代や設備費になってしまうのです。
そこでのコスト競争要因としては、工場立地に必要な地代や建設費、電力などのインフラ整備の有無、消費地に近いか、否かだけしか残らないのです。
例えば、工場だけオートメ化しても、電気やガス水道、あるいは道路港湾などのインフラがなければ進出できません。
これさえ、同じなら世界中どこでも立地できる時代です。
熟練工員数人だけで工場が動く時代が来れば、彼らに海外出張費を払って出張させても、ただみたいな土地に工場を建てた方が、安くすむでしょう。
(前記のように、日本並のインフラがなければ駄目ですが・・・・)
こうなると、工場建設のノウハウとか研究所の要員だけが必要であって、工場労働者の質・・民族のレベルは問題にならなくなって来るのです。
     「高い地代を払って、日本で立地するメリットがなくなる。」
と言うのが、私の持論でした。
組み立て加工型産業も同様で、この種の産業にとっては、地代が安く消費地に近いほうが、有利になります。
輸入関税その他政治的マイナス面も、緩和されます。



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