05/01/06
不均衡発展と内部矛盾7(中東の革命の順序2)
これに対し、ヨルダンなど石油のない国では、みんなが昔ながらに貧しいので、未だに革命が起きないのです。
あるいは、インドなどの全体に貧しかった国々でも、同様です。
じゃあ、アフガンはどうかと言う疑問ですが、これは中世以来の勢力争い程度の内部紛争が、ソ連の介入とアメリカの援助によって複雑化しただけではないでしょうか?
あるいアフリカの最貧国の内戦も同様に、前時代の部族間の勢力争いが基本ですから、外国からの介入がなければどちらかが、勝ちをおさめて混乱がおさまるのです。
介入援助・・(国連の停戦監視団も同様です)があるために、何時までも勝負がつかず、国民が苦しんでいるのでしょう。
インドなどは、IT化の進展によって、急激な経済発展中ですから、内部格差が生じて来ますので、難しくなるのは、これからでしょう。
こうして中東の革命の目的・・・国民の不満・・・ひいては関心は、石油利権や運河収入などの富の分配ですから、どこでも国有化路線が最初に取られるべき政策になります。
これを、急進的革命とマスコミは言うのですが、何故、急進的か不明です。
多分共産主義革命の順序があって、その図式からは急進的ということになるのでしょうが、私の言うように略奪が目的・・本質的であったとすれば、直ちに国有化するのは当然で、急進的でも何でもないでしょう。
中東の革命と言うものは、群集の暴動による略奪によって、富商の蔵から取り出した金銀財宝の無秩序な実力による分配を、国家権力を目指すグループが、組織的にやったに過ぎないのです。
考えようによれば、格差是正・・弱者側からの反撃の成功例・・・・一種の略奪の成功ですから、何ら、社会的な前進を目的とするものでは有りません。
時代の進展についていけずに、経済格差に耐えられなくなった弱者の反撃は、反革命・・反動的=時代逆行なものでしかありません。
こうした場合、先ず国有化を目指すので、一見共産主義革命に類似しているのと王政打倒などの大義名分を掲げますので、革命と定義するのが流行ったのです。
しかし、その本質はこれから書くように、略奪・・・富の分配だけで終わりですから、革命と定義するのは間違いではないかと思います。
フランスのブルジョア革命のように、これから社会の中核になるべき階層が政権を取って王権の桎梏を解き放ったのとは意味が違うのです。
こうして、中東地域の革命は、富の分配・・・国有化=外形上左傾化から始まった理由も分かりますし、分配が終わったからと言って、社会構造の変化も心理的変化もないのですから・・・経済的前進・・先進国化できない理由でもあるのです。
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