05/17/05

自動化・機械化と人材3(人口減少の必要性1)

機械化と前工程の応用ヘンが、最近、完成品組立工場が後進国にシフトして、日本が部品輸出で稼げている原因です。
部品工場が現地進出しても、その前段階から前段階へと無限に先行していければ、日本の経済は何とかなるでしょう。
どこまで行っても、結局は人材に掛かっているのですが、正面大通りの産業で人材のウェートが下がれば、日本の比較優位性が失われます。
こうして、
「大規模工場から順に海外進出していくと、大型工場から順に不要になりますし、未熟練労働者が順次不要になってくるので、膨大な労働力人口も不要になるだろう。」
「こうして大規模工場用地に始り、多数労働者のための住宅用地の需要も縮小になるので、日本の突出した土地の高価格は是正されていくことになる」
というのが、宅地開発業者に聞かれた当時(昭和末ころ)の私の回答でした。
これには、幸い人口縮小傾向にあることも同時に説明したのですが、その詳細は、05/01/03「プロとは?2」前後のコラムを参照してください。
ちょうど低レベル未熟練労働者が不要な社会の到来が迫っているのですから、人口減少はうまい具合なのです。
それを何を思い違いしているのか、ワザワザ、底辺労働者の輸入を図ろうとする経済界の動きは、全く無責任な考えです。
もう少しで減少するどころか、既にもう底辺労働者の需要縮小が始まっているのです。
洋服1枚を国産で仕上げるのと、中国から完成品を輸入する場合を比較すれば分りますが、原料の糸や反物段階から染めたり裁断したりして、その都度物流があるのですが、完成品を輸入してデパートで売るだけですと、製作段階で行ったり来たりの物流が一切なくなってしまうのです。
(輸入港から商社などの経由があってもデパートまでの一直線の物流で終わりです。)
こうしてバブル崩壊後トラック需要の低迷が生じていたのですが、このように製作現場労働者が不要になるだけではない、大きな波及効果があるのですが、それらは概ね底辺労働者の仕事です。
これからはこうして低レベル労働がなくなる一方ですから、無理に低レベル労働者の輸入や出産奨励する人たちの気持ちが分りません。



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