05/12/05

少子化と民度・学力低下8(品質管理3)福知山線の事故と人材

今回4月25日の福知山線の大脱線事故も、国民の低レベル化の結果ではないかと思うのです。
大事故なので原因究明が盛んですが、技術的な問題は専門家に任せるとして私の感想では、人材の劣化が基本的な原因だったと思うのです。
NHK朝の連続テレビ小説の草分け「おハナはん」を覚えている方がいらっしゃるでしょうが、おハナはんの時代になら、とても国鉄運転士に就職できない程度・当時なら現場労務者にしかなれない程度のレベルの者を、運転士に格上げしている最近の風潮・弊害が出て来たのではないかと言う疑問です。
すし屋でもレストランでも仕入れ食材が悪くては、職人の技術ではどうにもなりません。
会社も粗悪品を仕入れて良い製品を造ろうたって、そりゃあ無理というものです。
腕のいい職人は、素材の選別からしてうるさいものです。
企業その他の組織にとっては、人材が仕入れ素材の大きな部分を占めているのです。
これをないがしろにして、社内教育をいかに充実させても追いつかないでしょう。
オーバーランしないように、教育しなおしても駄目なのものは駄目でしょう。
叱咤激励、あるいは謹慎その他の懲罰で脅しても、ミスは基本的にその人の能力が不足して発生するのですから、注意などで直る訳がないのです。
懲罰や脅しで責めても当事者は、萎縮したり、結果を誤魔化そうとする方向へ行くだけでしょう。
教育担当者も仕方なくて、草むしりなどさせていたのですから、(3日間缶詰にして、交通ルール・運転の仕方を勉強させても同じでしょう。)彼らはよく知っているのです。
ところで、今回の対向特急電車の運転士は、目ざとく異変に気付くなどの能力から見て、旧来型の資格のある運転士だったと思います。(以前はこれが普通の能力だったのです)
今はまだ運転士も玉石混交ですから、今回は2次3次の大事故を偶然防げたのでしょうが、これからは玉は10人に一人、100人に1人となってくると、彼のように目ざとく対処できる人は滅多にないと思っておく必要があります。
そうなると、対向車線を今のようにくっつけていては危険ですから、上り下り線の間を20メートルほど離して間を松林にでもしておく必要があるでしょう。(それはそれで緑が多くて私は好きですが・・・・)
そうしないと一度脱線事故があると、過密ダイヤ線では2次事故、3次事故と続いて発生し、大惨事がしょっちゅう起こることになるでしょう。
これからは機械化によって安全装置が発達し、第1次事故の発生を極力減らす工夫をするのでしょうが、そればかりに頼って人材の劣化に目をつぶっていたのでは、万が一第1次事故が発生したときには大惨事なるでしょう。
突発事態には、臨機応変の処置が求められますから、人材が良いに越したことがないのです。



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