05/06/05

国民年金法 10・・・改革の視点1(制度の簡略化と支給の連動化)

ところで、05/11/04「民主主義のあり方5・・脱組織選挙の勧め(主権在民)3」前後のコラムで書きましたが 昨年の衆議院選挙直前に政治家の未納問題が次々に明るみに出て社会・政治問題になりました。
この騒ぎから、プロでも保険制度は分かり難い仕組みであることが、明るみに出たのです。
今の保険制度の仕組み自体をもっと簡略化すべきであるとは思いますが、さしあたり給付内容について5年でも10年でも納付実績に応じて給付する等当たり前の制度にすれば、それだけでももっと分りやすくなって、国民も納める気持ちになりやすいのではないでしょうか?
それに将来25年間も続けられるかどうか分らないが、払えるときに払っておこうとする人や、これから納付しても5〜6年しかない人も払う気になる人が増えるでしょう。
現在の保険制度は、肝腎の年金給付を納付実績と比例化しないで(コンピューター時代ですから、細かく表にしても、事務処理量の増加はどうってことはないでしょう。)25年間納付したかどうかだけの大雑把な画一的処理のままで、他方では無茶に制度を難しく複雑にしていて国民(どころか所管大臣・政治家にすら)に分り難くしているのです。
正確には「分かり難い」のではなく、所管大臣や政府要人ですら理解していなかったのですから、普通の人には「不可能であった」と言うべきでしょう。
このようなやり方は、前近代の非民主的な
      「民をして依らしむべし、知らしむべからず」
式の愚民政策を絵に描いたような制度ではないでしょうか?
こんな非民主的な制度では、誰も支持しないのは当然でしょう。
ここで言いたいのは、現行制度とは逆に「錯綜した複雑な制度を簡略化し、給付と納付の関係は連動性にしてきめ細やかに」すべきだと言う意見です。
制度と言うものは、如何に官報で公示しても今のようにあまりに複雑化し過ぎますと、国民は理解し切れないし、理解しても記憶していられません。
所管大臣でさえ、理解していなかったのですから、制度は官報で公示してるから国民はみんな分る筈だと言うのは、実質的に通用しない考えではないでしょうか?
他方、納付と給付の連動関係は如何に細かくしても、単に計算表の問題ですから、記憶していなくとも早見表のような表を作って各人に毎年送付するようにすれば簡単です。
しかもコンピューター処理できますので、さしたる手間ひまが掛からないでしょう。
このように、今の画一的な給付資格を柔軟複雑に、複雑ないくつもの保険制度を簡略化すれば、国民にわかりやすくなって、年金を支払う人も増えるでしょう。
そこで簡略化してみると見えてくるのが、年金制度に似つかわしくない不公平な制度ではないでしょうか?
いろいろおかしな点が見えてきますが、例えば生活保護等による免除制度の妥当性について、次回からのコラムで考えてみましょう。



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