05/25/04

国旗掲揚4と国歌斉唱(愛国心とは?1)

話しをもとに戻しますと、旗は、戦いに際しての帰属を明らかにする為に発達した歴史から、旗が林立しているだけで何となく興奮気味になるものです。
豊川稲荷には、どういうつもりで一杯立てているのか知りませんが、(正確にはわかりませんが、あれは、旗ではなく幟(のぼり)のつもりではないでしょうか?)それは置くとして、どちらかと言うと団体間の戦闘ないしこれに類するスポーツ競技で多用されています。
或いは、民族意識の強調などいずれにせよ帰属する団体を強く意識したとき・即ち対抗する外敵があって一致団結しなければならないときに用いられるべきものです。
仲間内の普通の集まりに(飲み会)一々旗を掲げることは有りません。
いざ出陣と言うときには、旗を林立させて仲間内でも景気付けというか引き締める為に用いられますが、これも目前に戦いが迫っている緊張感を共有するためのものでしかないのです。
このように見ていくと、小学校などの卒業式で国旗掲揚したり君が代斉唱するのは、どのような意味があるでしょうか?
軍国時代には、子供のときから、民族意識の強調・外敵意識の醸成の必要性があったのは分ります。
何しろ学校にまで、軍人がきて軍事教練をしていた時代ですから、やることは一貫していますよね。
しかし、平和国家日本で(平和国家というのがいやならば、経済大国でどうでしょうか?)、子供時代から外敵を意識して、(即ち敵意の醸成)固まっていく教育が必要でしょうか?
北朝鮮による拉致事件に対する国民の反応を見ても、同胞の痛みを思う心情は貴重なものです。
しかし、そういうことがあるからと言って、子供のときから外敵意識を強調する教育をする必要はないでしょう。
外国へ行ったときでさえ、今や団体で行動せず、一人で自由に行動する時代です。現在では、外国へ行ってみて、つくづく感じるのは、我国の豊かさ、とりわけみどり滴る美しい国土・・・・そこから生まれる感性の豊かさ・・・・・人間のやさしさ・・・・・食べ物のうまさ・・・・・言い出したらキリが有りませんが、その根本は自然の豊かさです。
戦後一世を風靡した、「青い山脈」の歌詞そのものです。
これこそが郷土愛、ひいては愛国心の基本ではないでしょうか?
今どき海外へ行って、外国に対する敵愾心を倍加させて帰ってくる人は、滅多にいないと思います。
愛国心・郷土愛とは、本来敵対する為のものでは有りません。
郷土を愛する心が、愛国心を敵愾心・団結心・・・国旗・国家などに一点集中して行ったのは、針ねずみのように身構えなければ、自分の国を守れなかった時期に強調されたに過ぎません。
こうした傾向は世界中を敵視して身構え、奮い立たせる方向に、愛国心の一要素が拡大・偏向せざるを得なかった弱肉強食(現在では市場経済と言い換えています。)の19世紀末から第2次世界大戦までの不孝な一時期に過ぎないのです。




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