05/23/04

国民の祝日に関する法律 7 (国旗掲揚2)

皇太子殿下の記者会見が、惹起した大きな波紋に合わせて、少し寄り道してしまいま
した。
皇室のあり方に関しては、また別の機会にもう少し堀下げて書いてみたいと思います。
祝日法に戻って、今回は祝日法を具体的に見て行きましょう。
第1条は、05/15/04「国民の祝日に関する法律3(日曜休日は、キリスト教の強制か?
 )」のコラムで紹介しました。 

第2条 「国民の祝日」を次のように定める。
 元  日
1月1日 
 年のはじめを祝う。・・・・・儀制令の朝賀の儀式と同じです
 成人の日
1月の第2月曜日  
 おとなになつたことを自覚し、みずから生き 抜こうとする青年を祝いはげます。・・・・・・・最近では、成人式妨害者に対して、もう少年ではないということで、刑事告訴の対象になる資格付与の日になった印象です。
 建国記念の日
政令で定める日

建国をしのび、国を愛する心を養う。・・・・・いつ建国したことにするか国民に説明しないまま、=公開の国会で議論しないで政令(密室)で決めてしまった後ろ暗さから、未だに国民は、誰も建国日って何なのかわからないままです。
05/18/04「国民の祝日 に関する法律 6 (国旗掲揚1)憲法57(国会の機能4)」で書いたたところです。

春分の日
春分日 

自然をたたえ、生物をいつくしむ・・・・・・彼岸の中日です。
そのとおり、祝ったがいいのではないでしょうか。
みどりの日
4月29日 

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。・・・・・・昭和天皇の誕生日です。
天皇が代わるたびになんか名前をつけていたのでは、実質に合わなくなります。
これからは、休日にするとだけ決めればいいのではないでしょうか?そうしないと次の天皇になると、現在の天皇誕生日を、クリスマスイブの前夜を祝うという変な理由がつくようになってしまうでしょう。
憲法記念日
5月3日 
日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
こどもの日
5月5日 

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。・・・・母に感謝すると知っている人は少ないでしょう。
まあ、柏餅を食べさせてくれるお母さんは、偉大だと子供心にしみこむでしょうか?
海の日
7月の第3月曜日 

海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。・・・・・・・海はただ広いだけでは意味がないのです。
森の豊かな養分のある海岸線に魚が住み着くのですから、海の日があるなら、山・森の日を作れという対立の思想ではなく、「海山の日」とドッキングする思想が必要でしょう。 
敬老の日
9月の第3月曜日 

多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。・・・・何も社会に尽くしたという必要はないでしょう。
人それぞれ、生き方があるものです。
長寿も今になると目出度いかどうか分りません。
ともかく、高齢者を大事にしましょうということでいいのです。
秋分の日
秋分日 

祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。・・・・・・祖先を敬えといわれても名家でもない限り、どういう祖先がいたのかも分かりません。
祖先というよりも、現在は過去の歴史の上にあるものですから、歴史を思い起こす日にしたら良いと思います。
体育の日
10月の第2月曜日 

スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。・・・・・健康管理に気を使いましょうという日ですから現在的ですが、スポーツが必ずしも健康に良いとは思わない私のような人間もいますので、もっと広い概念の名称がいいですね。
文化の日
11月3日 

自由と平和を愛し、文化をすすめる。・・・・・何で、自由と平和が、明治節に重なるのか意味不明ですが、憲法成立の記念にあてた日ですから、まあいいでしょう。
勤労感謝の日
11月23日 

勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。・・・・・・・休日令の新嘗祭のことですから、ちょうど収穫の喜びを分かち合う日として、ぴったりですね。
天皇誕生日
12月23日 
天皇の誕生日を祝う。
第3条   国民の祝日は休日とする

 「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。

 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(日曜日にあたる日及び前項に規定する休日にあたる日を除く。)は、休日とする。

 

祝日法の祝日を見ていただきましたが、5月5日が母に感謝する為にあると知っている人は少ないでしょう。
それにしても、母に感謝するために何故国旗掲揚しているの?と、首を傾げたくなる人の方が増えてくるでしょう。
また、第3条として祝日の翌日が月曜日のときは、休日とするなどの条文が追加されて、いよいよ、休日の為の法律的性格が強くなりました。
祝日の意味が大きく変わってきたのです。
こうして何事にも歴史があり、しかもその実質が移ろうものだと分ります。
祝日の国旗掲揚にこだわるのは、過去を知っている人には違いないでしょうが、歴史の流れを理解したくない人なのでしょうか?




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