05/30/03
集団生活とルールの発生2(婚姻制度 1)
結婚に際して経済的要素が重視される実情とその原因に遡って行く内に男尊女卑の思想がどうして定着するようになり、崩壊し始めたかについて回り道をして来ました。
結婚、婚姻と婚姻制度をこの辺で、分けて考える必要がありそうですね。
結婚又は婚姻と言うのは、漢字の意味では、男女の交わりを意味するものですから、人類が存在する限り、(何万年後には雌雄両性動物になってれば話しは別ですが、・・)種の存続に必須ですので、不要となる事はあり得ません。
ここで問題とすべきは、制度としての婚姻です。
法律家のコラムですから、当たり前と言えば当たり前ですよね。
人間界では、社会と言うものが出来てからは、かなり早くから婚姻が自由自在ではなく、一定のルールに従うようになっていた筈です。
もしかしたら、人間界のルールの中でも最も古い歴史を持つものの仲間かも知れません。
グループ生活の発達は、食料獲得や外敵に対抗するなどの各種事情から発達したものでしょうが、子供の哺育の為にもグループ化が加速したかも知れません。
哺育の必要性がグループ化を促したのか、グループ化があって子供の成長が遅くなったのかは良く分かりません。(私が分からないと言う意味です)
熊やトラなどグループ活動しないほ乳動物もいますし、鹿のように生まれてすぐに歩ける動物もいます。
ほ乳類の代表的なネズミは、今でも、母親が自分だけで育てています。
人間も原初には、鹿のように、生まれてから直ぐとは行かなくとも、そんなに長い乳児期がなくて、親が付きっきりでなくとも良かったかも知れません。
多分そう言う時代もあったでしょうが、その時代には、単に雌雄交尾だけで、あとは関係ないと言うのであれば、婚姻を制度にまで高める必要がなかったでしょう。
そのうちグループ化が進んで、または食料事情が良くなって、母親が付きっきりでも食べていけるようになり、更には、まわりの女性が手伝える程ゆとりが出てくると、これに連れて子供の生育が遅くなって来たのかも知れません。
日本が豊かになったここ2〜30年ばかりの間に、子供の成長(精神的)が10年以上も遅くなったり、結婚が遅くなっているのを見ると、適応変化が早いのには、おどろきますね。
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