05/29/03
男尊女卑思想の崩壊 2
御存じのように北條家は持ち回りで有能な人材が、執権に就任する習わしでした。
ところが蒙古来襲後、恩賞を与えられなくて弱ったのではなく、国内に威令が行き渡るようになって強くなり過ぎたので、緊張が弛んだのか持ち回り制が廃れてしまいました。
北条得宗家の世襲となり、同家に権力が集中して(おごる平家現象)かえって内部崩壊を促して、弱体化したらしいのです。
最後の執権が北條高時と言われていましたが、彼は実権者というだけで、執権は従来とおり持ち回りでした。
1種の院政を敷いていたのです。
最近の現象では、自民党が大きくなって何でも出来そうになったと同時に、分裂をしてしまいました。
世界大国の興亡も似たようなものですから、アメリカも気をつけなければいけない時期に来ていますね。
明治維新で版籍奉還となって、家督相続のもっとも大きな利点である家禄制度がなくなってから、国民全部に家督相続を頂点とする家の制度を完成、強制しました。
明治政府は、実態を無視して徹底した男尊女卑思想で法体系を完成させたと言えるでしょう。
男で有ると言うだけで、戸主になったとしても収入が保障されず、働かなければ何の収入もなくなってから、家の制度を強調するのですからチグハグです。
ここに平塚雷鳥らによる「元始女性は太陽であった」という反撃の運動を呼び起こす素地が生まれたと思います。
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