05/26/03
男尊女卑の思想5(水田の発達とヤオトン2)
ヤオトンの続きです。 穴に住んでいると言うと、日本人は、じめじめしたイメージを持ちますが、中国では乾燥し切っていますので、土地と言ってもビスケットみたいにからからのままです。
滅多に雨がないので、地面を低く掘り下げていても水が溜まったり、湿ったりしないようです。
勿論天井にあたる地面から、雨水がしみ込んで雨漏りするような事は、想像外と言うところでしょうか?
こうなると、私の考えでは、地面の上にレンガを積み上げて家にするのも、地下に掘り下げるのも、雨の少ない地方では結果は同じです。
こういう地下住居を下沈式ヤオトンと言い、部あつい土の熱容量が大きい為に、夏涼しく冬暖かい省エネ住宅と言われています。
屋上部分が、普通の平地と言う訳で、遠くからはどこに部落があるのか全く分かりません。
昔、子供の頃に兵隊さんだった人から、中国では、敵の集落が目の前まで行かないと分からないという、夢のような(異国には想像を絶した事があると言うおとぎ話)話しを聞いて育ちましたが、今にして思えばヤオトン・地下集落の事だったのです。
このようにヤオトンは、外敵を防ぎ、烈風からも守る優れものですよ。
それに今の環境保全の観点から嬉しいのは、自然景観にまったく影響を与えない優れた発想と言えるのではないでしょうか?
話しがヤオトンの説明になりましたが、こういう乾燥地帯には水田が発達しません。
また西洋の農業も、牧畜や畑作が中心のようです。
こうした地域では、農業が産業の中心になったと言っても、もとは農奴制が始まりだったので、水稲地域のように女性中心にはなり難かったと思われます。
ミレーの「落ち穂拾い」「晩鐘」の絵画は有名ですが、私はこの絵を見た時から変な仕事が有るものだなあと思っていました。
寡婦の権利とは言え、日本の女性が、スカートをはいて日常こんな雀みたいな事をしているでしょうか?
仮に落ち穂を拾うような仕事があったとしても、日本の女性は農業労働の主役ですから、子供の仕事でしかあり得ません。
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