05/24/03

男の存在価値 1

余剰生産物が原因かどうかは別として、ともかく集団間の争いが発生して来ました。
昔は、武士とその他に分化していなかったので、男は皆戦闘要員だったでしょう。
また掠奪婚の時代には、戦闘に行かなければ、他集団の女性と婚姻出来なかったかも知れません。
攻めて行く事が有ると言う事は、攻められる事も有ると言う事で防禦要員としての需要も有る事になります。
このようにして男は、生産の中心である稲作に基本的な役割を果たしていませんでしたが、それなりに存在価値があったし、粗暴なので恐れられていたのです。 
用心棒として雇ったやくざものが、人口の半分もいたのでは、家を乗っ取られてしまった状態でしょうか?
しかし、男も「こわもて」ばかりでは長く続きませんので、その後余剰生産物が出てくるにつれて、戦闘だけでなく、内部的には秩序維持の役目、(おす同志のケンカの取締や、雄が無闇に雌に暴力を振るったりするのを規制するなど、今と同じですね。)他集団との交渉役に始まって、牛馬を使ったり、土木仕事、運搬や他国へ言って商いするなど、順次男の仕事が生まれて来たのです。
小さな集団同志の戦闘がなくなって、半日歩いてとなりの集落へ行ける程度の争いから、もっと大きい地域単位へ更には、もっと大きい国(いまの県)単位となって来ますと、戦争が滅多に起きなくなって来ます。
小競合いは、しょっちゅう有りますが集団が大きくなればなる程、大きな戦争は減少して来る原理みたいなものが有ります。
子供はしょっちゅう喧嘩しますが、大人は滅多に喧嘩しませんし、大国同志の世界大戦も滅多に起こりません。
またその分、治安も良くなって来ますし、戦闘用員と非戦闘用員に分化し、治安部門も、警察、消防と専門化が進み、一般の男の用心棒的機能が縮小する一方となります。
今では、帰りの遅くなる娘を駅に迎えに行く程度の機能ですかね?

 



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