05/24/03
男の存在価値2
講談や浪花節で有名な、清水次郎長伝、その他やくざ物の「出入り」は、遠い昔の小集団の小競り合い的戦闘へのノスタルジアかもしれません。
いまは、これに代わって一方ではプロレス等のスポーツ、または、暴力漫画、戦争映画がその役割を果たしているようです。
他方女性も、乱暴なばかりであまり役に立たない男を、何とか手なづける為におだておだてて、いろいろな事を教えて来ました。
中国で言えば漢帝国を興した劉邦が、統一後、乱暴な豪傑を押さえるのに儒教(礼式)を取り入れたのと同じでしょう。
儒教は、春秋戦国時代の戦乱統一には無力で、孔子は、玄宗皇帝の詩によると、「栖栖1代中」として一生を終えたのです。
しかし、統一後の秩序を定着させるには、格好の道具となって勢力を伸ばしたのです。
今、定年後の夫が一日中家にいるのが「うっとうしい」と言って、(帰って来ないのは困るけれど)女性が公共団体主催の「○○教室に行って来たら?」とけしかけるのと似ていますね。
ともかく男に教養を付けさせるのが、手なづける最も確かな方法です。
教養と言うものは、男にとっては厄介なもので、これが身に付いたら最後、乱暴者もいきなり大人しくなってしまう変な薬です。
これに対して、お酒は逆に教養人をいきなり野獣に戻す薬になります。
あるいは出来ない事でも、おだてて少しできると大袈裟にほめるなどして、高い地位につけたりもして来ました。
このように男は女性におだてられ、おだてられして、次第に社会的地位も上がって来て、男であるというだけで、賃金水準が高くされ、男でなければ出来ない仕事も(タブー)作られて行きました。
班田収授制による、口分田の割り当ても男を基準にされるようになり、私達が知っている限りの歴史の最初から、男が優位(と言うよりも担がれる)の世界になっているのです。
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