05/23/03
集団生活とルールの発生1
雄達は最初のうちは、人間以外の野獣から、集団を守る為に必要だったのですが、そのうち集落が大きくなって来て、滅多に野獣が集落を襲う事がなくなって来ます。
普通はそれで失業するのですが、ライオンのように集団に1人しか雄がいなければ、ケンカや戦闘は発生しなかったかも知れませんが、何せ、人間は雄が多過ぎます。
エネルギーが剰った雄同志には、ケンカがつきものです。
今でもしょっちゅう祭りで、エネルギーを発散させるのは為政者の智恵です。
そのうえ、集団に雄が一頭しかいないライオンと違って、多数の雄が常駐する人間社会では、セックス関係のルールがないと、いよいよ、ケンカばかりになってしまいます。
集団生活を営むうちに、次第にセックス関係のルールが形作られてて行ったように思います。
内部秩序(いまで言う公法秩序)が形成されるに連れて、集団内のケンカが収まってくると、他集団に出かけて行って争う事が、大義名分を持つようになって来ます。
その頃には余剰生産物が生じて来ますので、今度は集落同志の争いが発生して来て、その為の用心棒としての役割が出て来ます。
映画七人の侍の昔版です。
これまでマルクス的思考の歴史観の影響が強過ぎて、余剰生産物の発生が、集団間の戦争を生み出したと教えられて、私の頭にしみ込んでいました。
今考えると、そればかりでなく集団内での男女の交わりが、タブーで有ったのは殆どの動物の原理です。
他の動物のように、雄が成長すると集団から離れて放浪すればいいのですが、人間の雄は弱くて数が多過ぎて、1人だけ出て行ったのでは役に立ちません。
おのずと、略奪婚的な争いが生じて来たのではないかと思われます。
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