05/22/03

男尊女卑の思想2

雄は何故集団に必要なのでしょうか?
雌雄別の動物である以上は、子孫の再生産の為に雄が必要な事は言うまでも有りません。
ライオンは、まさに生殖に最低必要限の1頭だけ群れで養っているのです。
人間の場合はどうでしょうか?
これまで書いて来たのは農耕が定着した後のことでしたが、それ以前のもっと昔はどうでしょうか?
漁撈採集の始めの頃は、当然直ぐ近くに野獣が多く住んでいたでしょうし、人間以外の外敵と戦わなければ人間は生きて行けません。
戦闘用員としての雄は、人類の生存に欠かせない必需品だったでしょう。
しかも、ライオンと違って人間の雌は弱いので、自分達だけでは他の野獣からグループを守れません。
かくして何百年何千年に亘って、生産活動は女性が引受けて、男は他の動物と戦って勝ち抜いて来たのです。
農耕が定着する頃、集落の直ぐ近くの野獣を、概ね追い払っていたと思いますが、彼等は、たまに人里に出没します。
今でもたまに熊や猪が人家近くに出ると大騒ぎしますが、人間の雄は「もしも」に備える必要があったので、直ぐお払い箱にはなりませんでした。
人間が他の野獣に打ち勝って来たと言っても、1対1で勝ったのではなく、集団戦法で勝ち抜いて来ただけですから、たとえ猪が1頭来ただけでも、男1人ではどうにもならない程弱いのです。
いざと言う時に備えて、ライオンのように男1人だけ残しておくのでは、役に立ちません。
かくして戦闘用員としての雄はいつまでも、必需であったばかりか、弱い為に多数の雄が常駐出来る事になったのだと私は考えています。

 



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