05/21/03
結婚事情 5
これまで婚姻の必要性が経済的事情によると書いて来ましたが、歴史時代からのことを書いているのであって、先史時代に遡ればもっと違った事情が見えて来ます。
稲作が始まった頃には、男性が狩猟に出かけたとしても、その結果は極めて確率の低い偶然に左右されていて、殆どの場合、空腹を抱えて帰って来たようです。
運搬手段や保存技術のない時代には、幸運にも大きな獲物をしとめたとしても、その場で食べてしまうしかなかったのです。
かといって集落から歩いて半日程度のところには、大きな動物がもしもいたら危険ですから、早い段階で駆逐されていたでしょう。
そこで狩りに出かけると一ヶ月以上も帰って来ないパターンが通常になっていたのです。
当時の人間の生活は、女性グループが支えていたのであって男は殆ど関係なかったと言われています。
農耕が発達しても、男は田植えに殆ど参加しませんし、(苗を運んだり、気の散る仕事くらいが男の仕事と言うのが多いです。)ちょっとした足ふみの米つき程度でも「つらい辛い」と騒いでいたくらいですから、全く役立たずでした。
農耕文明に移行してから近代に至るまで、農業が産業の中心であったあいだ、本来の経済力は、女性の方が有ったことが分かりますね。
それにもかかわらず何故、いつの間に男の方が経済力を持つようになったのでしょうか?
経済力のない男・雄を集団で何故「飼っていた」のでしょうか?
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