05/19/03
老人の再婚と遺産相続 1
ひょんな事から老人の再婚問題になって来ました。
夫婦がともに長寿であればいいのですが、中には、片方だけ60才前後で亡くなって、その後30年近くも片方が1人で生活する長寿社会では、遺された配偶者が恋をしたり、いろいろな問題が生じて来ます。
純粋に男女問題として考えることを難しくしているのが、死亡配偶者の残した遺産の問題です。
この問題は、男女によって様相を異にしているようです。
再婚一般を考えますと、30〜40代の再婚では、女性には経済的要素(養ってくれる人)がかなり重く影響しているのが、これまでは殆どでした。
サラ金事件の相談では、離婚後、1人で働いて来たが、年老いて(と言っても60前後ですが)次第にパートの仕事もなくなって来て、「月に4〜5万円しか収入がない」と言う人が結構います。
「4〜5万円では家賃も払えないでしょう?」と質問すると、結婚はしていないが、ある男性が住むだけは住ませてくれるので、そのアパートに居候していると言うのです。
結婚しているのではありませんが、結果的に炊事などの家事は引受けているようです。
私は、これでは何の為に離婚までしたのかなあ?と疑問に感じたりしますが、当の本人は、自分の選択した人生を否定する事になるのがイヤなのか、本当のところは分かりませんが、それでも「あの人と一緒にいるくらいなら離婚した方が良かった」と言います。
私は平成14年4月21日の「離婚離婚と老後の生活 1」のコラムで、「当面パートなどで働いて何とかしのぐと言う離婚計画」の問題点を強く指摘して来たのは、こういう人を見ているからです。
男性は、上記の例で分かるように50〜60才になっても、配管工などで働きながら、経済力は何とか在りますが、老人介護と同様に、身の回りの世話をしてくれる女性を求める例が多かったようです。
勿論再婚まで行く場合は、どちらも男女の愛情を前提としていますが、重点のおき方を説明しているだけです。
この重点のおき方の違いが、老人の再婚に大きな影響を及ぼしている事が多いのです。
この問題を考える為に、先ずいろいろな年代の結婚観について少し考えて見ましょう。
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