05/16/03
消費者と業者の違い(コンピューターの威力1) 14
再び、消費者との直接取り引きの可能性を考えます。
継続的取り引きの利点である事務処理や、商品説明の簡便さはどうでしょうか?
「素人(消費者)とプロ(業者=商人)の違い1」のコラムで書きましたように、商品の規格化をしてカタログ類の充実を図れば、口頭での商品説明は不要にな商品が増えています。
注文を一々コンピューターに入力するのではなく、コンピューターがそのまま受け付けて、記録化し、発送手配迄済ませてしまうのですから、小量多数回の注文も事務手数が余計かかる訳では有りません。
コンピューターの発達が、大量取り引きかどうかによる事務処理の繁簡の差も、なくしつつ有るのが現状です。
それに商品の規格化は、コンピュータ−等の機械類だけではありません。
衣料品でも、高級品は別として、ユニクロ製品などの普段着は、コンピュータカタログで注文すれば充分間に合う時代になっています。
ホテルの予約なども、今ではコンピューター予約の方が割り引きが有るのが普通です。
ホテルにとっては、旅行業者に支払う手数料が不要になる分メリットが有るからです。
もっと、個人的な嗜好性の強い食品でも、冷凍技術や、真空パックの発達で、個別販売、配送を容易にしています。
お魚や果物、アイスクリームに至る迄コンピューターカタログで発注してもそれほどの間違いがない時代になって来ました。
これは過去の歴史から言っても当然かも知れません。
私は昔、昭和34年頃から昭和41年頃までに、東京神田の青果市場に出入りしていた事が有りました。
そこでの競り売りは、産地、特にどこそこの農協のみかんや桃が幾らと言う競りでした。
子供の頃は、果物ひとつひとつ味が違うものだと思っていましたが、大量取り引きをする市場では、農協ごとに規格の揃った果物や野菜を箱詰めして出荷していたのです。
これに先行して地方産地では選果場と言う仕事場が出現していました。
仲買(卸)業者または青果商は、農協ごとの等級記載を信用して一つ二つ味見して、今日はどこの農協の柿はモノが良いとか判断して競りに参加して、トラック1台分程も同じ銘柄の梨や柿を買って行くのです。
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