消費者と業者の違い(コンピューターの威力2) 15

前回のコラムで紹介しましたように、ずっと昔から、プロの業者自体が、一つずつ見ないで、一定の銘柄に対する信用で仕入れて商売していたのです。
ですから、今、消費者が直接商品を見ないで、魚でも果物でも銘柄を信用してコンピューター注文で間に合うのは当たりまえです。
むしろお米などは、直接新潟県の魚沼に注文する方が、混ぜられるリスクがないだけ却って確かです。
鹿児島の黒豚も同じでしょう。
今では、却って業者を通す方が信用出来なくなっている事が多いのです。
そうなって来ますと銘柄の信用力が決定的に重要になってきます。
もともと、われわれ消費者は、日本ハム、雪印の銘柄を信用してスーパーで買い物しているのであって、そこでハムや焙り肉の味を見てから買う訳では有りません。
銘柄中心になって来ますと、信用失墜は業者にとっても致命傷ですし、裏返せばスーパー迄出かけなくともコンピューターで直接注文しても同じではないかと言う事になって来ます。
メーカーが対応する気が有るかどうかと言うだけの段階になっていると思います。
魚については、メーカーが有りませんし、一種類一尾だけ取りよせと言う訳には行きませんが、その代わり、魚問屋や有名店がその店の信用でコンピューター販売をしています。
結構それで間違いがないものですから、いわゆる中抜きがどんどん進行するのではないでしょうか?
このように見て行きますと、メーカーが事務処理体制を整えるなどしてその気になれば、中間の業者に売るよりも、消費者に直接売る方が利益率が高いのですから、素人である消費者の方が、本来有利な競争者になってくると思います。
これからのメーカーは、「うちは消費者に直接売らないんだ」と言ってふんぞり返っていると時代に取り残されるでしょう。

 



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