05/14/03
素人(消費者)とプロ(業者)の違い 11
小口運送が発達して来ましたので、小売店や、建設会社でも、予め大量の在庫を持たず、注文に合わせて、問屋やメーカーに発注する形態が普通になって来ました。
建設関係を例に取りますと、昔のように、自分の会社に資材を予め買っておく会社は皆無です。
タイル屋さんを例にしますと、彼等は自分で在庫を一切持ちません。
現場で必要とする分だけ、問屋に発注して、現場に直接配達してもらうのです。
問屋はどうしているでしょうか?
彼等も在庫は有りません。
タイル屋からの発注ををそのまま上位の問屋に流すだけで順次流れて行って、メーカー又は一次問屋から直接個人住宅の現場に配送される仕組みです。
ここで流すと言うのはミスの無いように、ファックスで貰った注文をそのまま次々と流して行くやり方です。
屋根の瓦類も生コンでも同じです。
こうなって来ますと、中間のいくつもの問屋は、何のために有るかと言う疑問が自然に発生して来ますね。
彼等は、流れて来たファックスを転送するだけ(彼等は、商流と言います)と言っても良い程の機能しか果たさないで口銭を得ているのです。
このようにエンドユーザーが必要とする量しか発注しないのですから、今では「まとめて買ってくれる」からと言う業者間取り引きのメリットがなくなっているのです。
それに加えて、「素人(消費者)とプロ(業者=商人)の違い(商人とは?) 4」以下のコラムで主張していますように、商人に必須であるべきリスクを取る事もなくなってしまっているのです。
ユウザーの発注分だけ発注するのですから、仕入れた商品の売れ残りリスクはあり得ません。
消費者個人個人に対する、小口配送の手間を主張する向きも有りますが、セブンイレブンを見れば分かるように、食品その他の取り引きでも、多品種少量の多数回搬入ですから、個人に配送するのと殆ど手間が変わらなくなっています。
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