05/14/03

素人(消費者)とプロ(業者)の違い 10

今回は、小売店で買う方が多種類の商品比較に便利で有ると言う利点について考えてみましょう。
時代が進んで、商品が豊富になって来ますと、量の多少、あるいは距離の遠近だけではなく、同じ完成品でも、女性の靴や洋服のように、現物を大量に比較して自分の体にフィットするかどうか確認してから購入したい分野が増えて来ました。
単純に見えるお米でさえ、今ではその日によって新潟魚沼産コシヒカリにしょうかなどと銘柄で購入する時代になって来たのです。
商品が豊富になればなる程、小売店でなければ、各種メーカー品、産地品を一ケ所で比較して購入出来ませんので、小売商の必要性が高まります。
ただ小売店も、概ね数種程度のメーカー品しか扱わない事が多いので、消費者は比較に便利なショッピングモールに吸い寄せられるようになったようです。
今や外食産業でさえ、郊外に数社以上が共同で大きな駐車場を用意して、一大レストラン街を形成しています。
このように、消費者がメーカーや問屋から直接購入すると言っても多種多様な品目を比較出来ない問題点が有ります。
では消費者が、メーカーや問屋から直接買う方法はなくなって行くのが合理的かと言うと、私はそうは考えていないのです。
消費者も、商品知識が豊富になって来て、特定の嗜好が固定する人や分野も生まれて来ます。
コンピューター等の機械製品は、店頭で買わなくともその説明書で分かるものですし、魚や果物のように、ひとつひとつ個性が有りませんから機種を指定すれば足ります。
大量のカタログを比較して買物が成り立つ訳です。
店頭で申込んでも、陳列しているコンピューターやカメラを貰ってくるのではなく、別の在庫品を貰って帰るのですし、車も注文してからメーカーから取寄せるのが普通の販売方法です。
女性の靴のようにあわせるのが難しいものでも、またそれだけに、特定メーカーの型がフィットすると言う固定現象が生まれて来ます。
そうなると、あちこちのメーカー品をくらべる必要がなくなってくるのです。

 



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