05/14/03

素人(消費者)とプロ(業者)の違い 9

商人の定義、発達過程の説明が終わりましたので、消費者が直接購入出来ない商習慣が何故、生じたかの問題(素人(消費者)とプロ(業者=商人)の違い 1)に話しが戻ります。
生産地で大量に買い付けてくれる業者は有り難い存在ですし、ある地方から買いに来る業者は1人2人でしたから、事実上独占販売権的な要素が有りました。
商取り引きが進んで来て競合が始ると、買い付け業者の方から明確な独占販売権契約を求めるようになり、弱小、後発競争者の排除に動きます。
生産者は、後発業者の力量不明ですから殆どの場合、長年付き合いのある、先発業者の言うとおり、「他所には売りません」と言う契約に応じるのです。
現在の輸入ブランドの独占販売権も似ていますが、これは逆にメーカーの方が強くて、値崩れを起こさないように、引き締めているものでその本質が違うでしょう。
これに対する平行輸入の存在を見れば明らかです。
国内では、化粧品メーカーや、電気・オーデイオなどの系列取り引きと同根で、優越的地位を利用した価格維持政策ですから、独占禁止法の精神から見て問題が多い取り引き形態です。
独占販売契約迄行かなくとも、大口で買ってくれる業者に不利な事が出来ないとばかりに、気を使っている生産者や問屋、更には価格維持の為に独占禁止法違反かも?と言う締め付けをしている生産者は、中抜きで売るのに抵抗します。
このようにして、消費者がメーカーや問屋に直接買いたいと言うと、業者間取り引きの方が、まとめて買ってくれるとか、少しの説明や符牒で取り引きが出来て簡便であるとかを表向きの名分にして、断られる商習慣が生まれて来ました。 




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