05/12/03
銀行の存在意義 (証券化)1
これまでの連載で見て来ましたが、銀行の存在意義はどこに有るのでしょうか?
融資機能が細くなった上に、保証会社が真にリスクを負うならば、銀行の融資審査が形骸化して、保証会社が實質審査をするようになることは、平成15年4月23日「保証会社の機能(保険の存在価値2)6」のコラムで書きました。
そうなると、銀行は預金の通過点になってしまうので、形式的には、融資者であっても実質的な融資者でなくなります。
あるいは、昨今はやりの、証券化志向も、同じことになりそうです。
銀行は、貸し付け債権が不良化するリスクが怖くて、不良化する前に小口証券に分散して、投資家・消費者に販売しょうとしています。
「保証会社の機能(保険の存在価値1)5」のコラムで紹介したように、証券取引法で禁止されている損失保証や損失補填を、銀行はしないでしょうから、証券の購入者が最終リスクを引き受けることになります。
銀行の販売した融資債権が支払い時にデフォルトになると、大変な社会問題になるでしょうが、法的には銀行に何の責任も追及出来ないでしょう。
アルゼンチン債やブラジル債がデフォルトになっても、販売した証券会社には何の損害賠償義務もないのと同じです。
融資者とリスク負担者が分離されますので、融資審査が甘くなる可能性が有る点は保証会社に委ねるのと変わらないでしょう。
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