05/10/03

銀行とは?6(融資機能の重要性4)

話しが大分それましたが再び銀行の機能の問題に戻ります。
なお、前回の「銀行とは?5(融資機能の重要性3)」のコラムは、今年の4月28日ですのでお忘れの方は読み直して下さい
昭和50年代後半には、融資は駄目、大口融資をする機関投資家としても先がなく、他方大衆の台頭が著しくなって、(消費者の出現)小口金融の需要は盛り上がっていました。
この分野ではサラ金が目覚ましい発展を遂げていて、銀行はサラ金や町金融に対する資金供給者、問屋的機能しか果たしていませんでした。
なお、今では、金融業者でも日榮や武富士などの大手金融会社は、銀行から借りなくても、東証に上場していて自分で社債発行出来るようになっていますよ
この時代になると、大衆は1方では、直接証券を購入する個人投資家(プロとしてではなく消費者のママ)となり、他方では、企業家ではないが、融資を受ける客層(住宅ローン・消費者金融)になって来たのです。
このような時代背景下で考えると、銀行の時代はどう考えても終わりになりつつ有りました。
本来の仕事がなくなるのが目に見えているのに、なお、大卒エリートを大量に採用し続けて、有為の人材を腐らせてしまう社会的損失も気になっていました。
金融機関はその頃から規模を縮小すべきだったのに、逆に拡大戦略を取り、大きな存在になり過ぎてしまいました。
倒産企業はその直前に拡張に走る事が往々にしてありますが、銀行業界もその仲間だったのかも知れません。
社会的に有用な融資先がないのに、預金を集めて使い道に困っていたのと同じで、仕事がなくなるのが分っているのに人材を仕入れ続けていたのです。
大きくなり過ぎると、簡単に廃棄処分できないために、腐ったものが社会に害悪を及ぼすようになるのはどこの世界でも同じです。
現在の低金利政策は、銀行が大きくなり過ぎて直ぐつぶせない(本当かな?)という理由で社会各層の為どころか、社会各層の犠牲、負担において銀行に儲けさせて何とかソフトランデイングさせようとしている事は、低金利政策と憲法違反?のコラムで連載したとおりです。

 


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