05/02/03
不動産不況と都市再開発のあり方
その頃、あちこちの山野を削るブルド−ザや建機類の数は凄まじいものがあって、これらの需要が1気になくなるかと思うと空恐ろしいものがありました。
ただし、私は単にこれから駄目になると脅していただけでは有りません。
バブル崩壊後のころ、今後の不動産業界のあり方に付いても次のような意見を持っていて、繰り返し説明し、励まして来ました。
前回のコラムで書いたように、人口が減少し、住宅需要が減少し、工場用地の需要も減少どころか縮小するとしても、一人当りが豊かになれば、30平方メートルの家よりも50平方メートルに、100平方メートルの人は150平方メートルへと需要が広がります。
まだまだ日本では、100%近くと言っても良い程の人々が、自宅の空間が充分広いとは思っておらず、できれば広い庭、または大きな家に住みたいと言う欲求を持っているはずです。
誰もがレベルアップを望んでいるのですから、そこを狙えば良いのであって悲観するには及びません。
一人当りが豊かになると言う意味はこれ以上、GDPを増やすばかりでなく、土地の値段や建設コストが下がって相対的にレベルアップしたものを入手出来れば同じ事です。
その意味では都市に大改造が必要になるが、それをやれるかどうかが人間の智恵、政治家や経済界の能力と言うものです。
と言っていたのですが、私の悪い予感が当たったらしく、その後の展開は、折角国民を豊かにする筈のバブル崩壊が、却って土地の細分化、貧しくする方向に働いたのは残念です。
私の予測がどう言う具合に外れたかについては、次回のコラムで書きましょう。
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