05/25/02
社会の高度化と不良対策5(スポーツ少年2)
前回のコラムで、スポーツ少年が中学2年頃から好きだったスポーツで挫折を味わう事を書きました。
親がようやく子供の異変に気付きます。
親は、『野球なんか(サッカーでもバスケでも同じ)しなくたっていいのよ。』『これから一生懸命勉強すればいいんだから、』と子供を必死に励まします。
ところが、これが難しいのです。
これまで練習さえしていればいい生活で、家族中が子供に合わせて日曜日には、弁当を作って一日中グラウンドや体育館で応援していたのですから『今日からお勉強』と言っても子供だっていきなり切り替えが出来ません。
器用に出来たとしても、長年月、授業をおろそかにして来たツケが廻って来て、ちょうど難しくなりはじめた2年生の数学等がさっぱり分からないのが普通です。(スポーツしない子供でも能力の低い子供の場合、落ちこぼれ始める時です。)
スポーツが練習の積み重ねで出来るように、学業も小学校からの積み重ねの上にあるのですから、中学や、高校になって『さあ、今度は勉強するぞ、』といってイキナリ出来るものではありません。
親は、ここで、精神論を持ち出して、『あんなに練習を頑張れたのだから、やれない筈はない。』と子供を激励しますが、大方の場合的外れと言っていいでしょう。
大多数のスポーツ少年は、小学生、中学生としての基礎学力を身に付けていない事が多いのですから、頑張りようがないのです。
それにスポーツで頑張れたのは、その子が、仲間より素質があって賞賛される事が多かったので、続いていたのですが、学業に戻ると、普通の生徒どころか、クラス最下位のみじめな地位なのですから、張り合いがあろう筈もありません。
過去の栄光があればある程、みじめな自分に耐えられなくなるのは当然です。
この話は長くなりますのでこの辺できようはおしまいです