05/24/02


社会の高度化と不良対策 4 (スポーツ少年1)


中間層の削減が急務だとしても、その人材が不要だと言うのではなく同じ人材を、アッパー低辺層へ振り分ける必要があると言うだけで、(その結果有能なベンチャーの分母ができるのです。)人材自体が消滅したのでは、後進国にしかなりません。従って中間層の少子化を放置する事は危険な事です。そこで、スポーツ少年への方向転換の有効性について考えて見ましょう。
子供がお兄ちゃんより出来が悪いとなると、将来の落ちこぼれの苦労が脳裏をよぎり、『勉強してサラリーマンに成るばかりが人生ではない、幸いこの子は、運動神経が発達しているようだから、』といろいろなスポーツに子供を向かわせる親が多い様です。『サラリーマンはつまらない』と言う脱却願望を普段から抱いている事が大きく作用しているのかも知れません。
小学生の頃から、ちびっこ野球、サッカー、バスケ、相撲その他いろいろなスポーツに朝から晩まで親子で入り浸っている姿を見かけますが、これが将来の落ちこぼれ対策どころか少年非行事件の大きな温床になっている事に、殆どの親が気付いていない様です。
朝早くから起きて練習に励んでいる息子が、将来の不良予備軍とは夢にも思っていないでしょうし、このコラムを読んだスポーツ少年の親や関係者は、私に対して、反感を持つと思いますが、そういう傾向は、家裁の調査官や専門の人にお聞きになれば直ぐわかります。
朝6時頃から起きて朝練に励み、放課後は、日暮れまで練習して、帰って空腹を満たすと疲れきって寝てしまう。息子が、野球で言えば、ピッチャーや4番バッターと、活躍をしている場合、中には、県大会まで行ったりすると、両親も有頂天(とまで行かなくとも、似たような心境になり勝ちです。)になってしまい、子供の学業はそっちのけになり勝ちです。テスト0点でも、先生が大目に見てくれると、自慢げに言う親もいます。
しかし、小学時代に良く出来た子供も、中学の野球部にはいれば、並みの選手にしか成れないのは、幾らでもある事です。中学のエースも、高校に行けば、ピッチャーとしてさえ、認めてもらえない事が珍しくありません。
中学生になって、自分が選手として、それほど才能がないと知った時、少年の心の内はどんなでしょう。
親は、自分の子供が、中学でも頑張って、更に中心選手として活躍してくれると期待しています。
しかし、子供は、1年も2年も頑張らなくても、ほんの短期間に、『自分はあいつには叶わないな。』と直ぐ分かるものなのです。
でも、親には直ぐ言えません。親も気付かず、励ますばかりですから、少年は言いそびれてしまい、ずるずると練習に励みますが、1年して、2年目になって来ると、耐えられなくなって、練習もさぼり始め、不良交友が始まります。
この時点で、親も大変な事態になっている事に気付くのです。
この話は長くなりますので、途中ですが、今日はこの辺でおしまいにします。




関連ページリンク

コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資