05/21/02
社会の高度化と不良(品)対策 1
最近少子化がクローズアップされています。
政府は、御得意の補助金その他の利益誘導的発想で、解決しょうと頑張っている様ですが、私は、そんな事では解決出来ないと思っています。私は、人口を増やしたいと考えているのではありませんが、今の子育ては、前回まで書いて来たように、落ちこぼれの重圧があって(落ちこぼれという言葉が定着したのは、私の言う社会の高度化の進展によるのです。)子育てに拘わっている母親にとっては、精神的に物凄く負担になっています。
そのうえ、中学2年頃から、子供の落ちこぼれが、現実化して来た場合、『子育て』のコラムで書いたように、プロと違って親は匙を投げる事も出来ず、子供の非行にエンドレスに関わって行かなくてはなりません。
次世代の女性達が、子供で苦労している先輩を見聞きしていると、子供を欲しいと言う願望が、従来に較べてかなり弱くなってしまうのは、仕方ないでしょう。
私が結婚した頃の不安と言えば、障害者が生まれないかと言う程度の事で、しかも確率は極めて低いものでした。
現在の社会的不適合者になる確率とは、比較にならない低率だったと言えるでしょう。何と言っても、小卒程度(肩書きは中卒)中卒程度(高校中退)の能力の子供の生まれる確率はかなり高いのです。
両親の時代には、社会のレベルが低かったので、普通の労働者として働けたのが、子供が親と同じ能力でも、ダメになったのですから、大変な事です。
また、両親が大卒でも、3人の子供の一人は、中学卒、高校中退がやっとと言う子供が生まれないとは、言い切れません。こういう時代になると、よほど自信のある人以外は、『子供を生んでも苦労するだけ、』と言う気持ちになってしまい、保育所や労働環境の整備、補助金、税の優遇等の外形的な事では簡単に出生率が上昇しないでしょう。少子化は、社会の高度化に、日本人が適応している証拠と言えるかも知れませんね。
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