04/21/08

市場経済と国民性1(イギリスの場合)

具体的なイギリス人を多く知りませんが、私の知っている限りでは、意外に繊細な感じのする人が多いのですが、文献などで出てくる大方の国民性の印象を書いているのです。

いわゆるイギリス紳士は、まあまあ繊細な感じですが、紳士と違って庶民は別人種のような感じの国柄でしょうか?

使っている英語すら、まるで違うといわれています。

ま、江戸っ子のベランメー調だって、武家の言葉とは大違いでしたが・・・。

庶民が落ちこぼれて苦しむのが、産業革命以降近代の自由競争社会の結末ですが、如何に世界帝国に向けて躍進する一方の時代であったイギリスでも、一定数の落ちこぼれが生じていたはずです。

それが、それほど社会問題にならずに来たのは、イギリスの庶民はドッグフード程度のものを常食にして我慢できる・・よく言えばタフ・・鈍感だから簡単に神経衰弱にならないのではないかというのが今回の仮説です。

イギリスの食物のまずさは定評がありますし、あんな食事で満足できている国民感覚はかなり図太いはずです。

ところでつい最近新幹線の駅で、なぜか「イギリス○○」というサンドイッチがあったので買ってみたところ、まさかと思っていたのに味までイギリス風で、まるで食べられないほど不味いのには、驚きました。

しかし、ロンドンに行ってみて、あのまずさで、まずいパンを食べているとなぜか紅茶のうまいのには、驚きましたが、(水が紅茶にあうのでしょう)昔から「郷に入りては郷に従え」と言いますが、不思議なものです。

この不味さに慣れた国民性が、ちょっとやそっとのことでは、神経衰弱にならないタフな国民性の基礎というべきでしょうが、それでもあまり長く不況・・ジリ貧が続くと、さすがタフなイギリス人も精神的に参ってしまうでしょう。

ビートルズが出たころには、イギリスは戦後の長期低落傾向でイギリス病といわれている時代で、ふてくされた不良のような青年が町角にたむろしてる姿がテレビに多く写しだされていました。

ビートルズ(日本公演は1966年)が世界で大活躍したことで、ふてくされていた若者達に一筋の光明を与えたというわけで、英国では勲章を与えるなど大騒ぎだったことを思い出します。

近年で言えば、モンゴルから来た旭秀山や朝昇竜が故国で英雄扱いされているのと同じです。

さすがのタフなイギリス人でも、イギリス病といわれる長引く低成長で、当時はそれほど苦しかったのではないでしょうか?

わが国はそのころには、高度成長に次ぐ高度成長で、(東京オリンピックは1964年、大阪万博は1970年)経済大国にのし上がりつつあったころですから、対照的な関係でした。

 



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