04/22/07

利率規制1(グレーゾ−ン金利の存在意義1)

利息を古典的な害悪と言う立場で見れば、利率は低いほど良いのですが、経済的側面から見れば、利息も一種の金融「商品」でしかないのです。
弁護士や法律家などは、理屈では有用性が分かっていても、これを、信条的には害悪と見ている人が多い人種ではないでしょうか?
イスラムでは利息を禁止していることを、02/13/06「利息3(出挙2)高利金貸しの起源1(メソポタミア文明その他で紹介して来ましたが、古代には、利息は不労所得(と言うことは、借りる方は搾取される関係です)で非道徳的であることから、禁圧の対象になって来たものでしょう。
ただし、日本は古来から上記の「出挙の制度」で紹介したように高利貸しが政府・・神様によって、営まれて来た歴史があるのですから、世界標準とは違います。
上記コラムで紹介しましたが、本来日本では、土地の痩せた西洋や中東地域とは異なり一粒何百倍の世界ですから、高利に親しむ世界でした。
何しろ日本人の信情の原点とも言うべき神様・・神社が高利貸の元祖ですから、日本人は基本的には、高利貸を蔑む信条を持っていなかった筈です。
むしろ、アラブや西洋のように痩せ地ではないので、籾の貸し付けは回収が確実でしたから、逆に不確実な投機や投資に対してイメージが悪いので、アラブや西洋世界の方は不確実投資に慣れているので)銀行預金ばかりでなかなか証券投資に向かわないのです。
神社神道が、日本精神のバックホーンと言う考えは、本当は明治以降に創出されたもので、国民は神社にそれほどの親近感を持っていなかったのかもしれませんが・・・、もしもそうであるとすればの意見です。
もしかしたら、神社神道を崇敬する右翼が裏でヤクザと繋がり、そのヤクザが別働隊として、やみ金融をしているのも、神社宗教の本質から出ているのかも知れませんが・・?
古い時代・・戦前までは、質屋は蔵を建てて地域のお金持ち・・地位も名誉もある人の仕事でした。
こうしてみると、金貸を蔑む風潮は意外に新しく、キリスト教的思考が入った明治以降の信条でしょう。
キリスト的価値観の入った明治以降の価値観では、貸金業は蔑むべき職業となり、(金色夜叉の影響も大きいでしょう)朝鮮人など堅気の就職をし難い人のつく職業になって行っただけでしょう。
日本古代では、税と利息が元は同じであったとすれば、実は世界で最も進んだ思想であったともいえるでしょう。
バブル崩壊後の超低金利、事実上利息なしの制度は、実は巧妙な強制的所得移転策・・・・結局は税の一種です・・・・であったことを 、05/06/03「低金利政策は憲法違反?1(資産の強制移転と憲法学)1」以下連載して来ましたが、今でも深いところで税と似た機能を果たしているのです。



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