04/13/07
サラ金の存在意義2(汚れ役2)
これまで書いているように、サラ金は、正規金融機関に返せなくなって困っている人や生活に困った人に貸してやって、正規金融機関への支払いストップ・・デフォルトや生活保護受給申請を先延ばししてやっているだけですから、正規業者や政府から感謝されるべき存在です。
(サラ金から借りたお金が、結果的に正規金融機関への返済資金になっているのです。)
破産手続の流行る前・・昭和50年代に企業倒産事件での任意整理をいくつか主催した事がありますが、そのときの印象では、高利金融業者は金貸しとして、何となく全債権者の中でも非人扱いされるのが、普通でした。
しかし経営者から事情を聞くと、倒産の1〜2年位前から、給与支払い資金が足りないと言っては借りに行き、銀行の支払いが出来ないと言っては借り、下請けに払えないと言っては借りて凌いで来た結果、最後に倒産するのです。
こうした経過を見ると、実は「どうしてくれるんだ」など騒いでいる従業員や下請けらの半年分くらいの給料や下請け代金は、その金貸しから出ていることになるのです。
倒産の原因を見ると、同業他社に比べて競争力が劣ることが赤字発生の第1の原因です。
同業他社に比べて、競争力のない原因は、結局倒産企業の社長・・社員が他社よりも技術レベルが低い・・下請けも良い仕事が出来ないと言うに帰するのです。
技術レベルが低いならば、それ相応に給与や下請け代金が安いならいいのですが、他社並に給与や下請け代金を取るから・・・ユーザーに対する販売単価や請負代金が他社と同じですから・・・競合他社に競争で負けるのです。
このように自分たちの非力の結果、外見との差額を埋め合わすために金貸しから資金援助を受けて時間稼ぎをしていただけなのです。
サラ金やクレジットが、個々人の中流意識と実力差を埋め合わすために利用されているのと同じです。
また、支払いが焦げ付いても、大手企業は非合法なことを出来ないので、政治家を含めて、長い間裏でヤクザなどヤミ勢力とのつながりがあったことは公然の秘密だったと言えるでしょう。
後進国では、今でも普通でしょうが、最近ではロシアの政府批判をしていた女性ジャーナリストが、何者かに殺されましたが、政府と裏でつながった闇組織に殺されたと言うのが公然の秘密でしょう。
昭和30年代半ばだったか、ヒットした「悪い奴ほどよく眠る」と言う映画(黒澤明監督・・三船敏郎など)で描かれてているように、闇勢力と強者は裏でつながっている社会でした。
金融機関も社会の複雑化によって、自分でやみ勢力を雇う代わりに、ヤミの仕事を高利貸やサラ金がやってくれる時代が来たので安心して貸せるようになっていたのです。
お金を返せなくなった人を、高利貸に連れて行って借りさせて自分の貸金回収をしているような直接の関係こそありませんが、債務者が自分で借りに行ってくれるシステムが出来上がったのですから、結果は似たようなものになっているのです。
そして、
「自分達はそんなことはしないから、安心して借りてください」
と涼しい顔をしていられるのです。
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