04/12/07

サラ金の存在意義1(汚れ役1)

サラ金問題のシリーズから、話しが変な方向へ言ってしまいましたが、サラ金問題はその原因となっている収支の不均衡・・・生活保護の仕組みと過剰消費・過剰与信から糾して行くべきなのです。
そして過剰与信問題は、その顧客となっている層の資質も大きな問題ですから、日本人の資質構成がどうあるべきかも重要な問題です。
過剰与信削減の方向は、必然的に現在の大量消費・・過剰消費社会・・人口増期待社会から、落ち着いた社会・・人口減少社会への見直しに繋がらざるを得ないでしょう。
これをしないまま、サラ金だけを非難していても解決にはならないのです。
ここまでは、原因ばかり見てきましたが、サラ金問題は、出口としての社会悪だけ注目を浴びていますが、サラ金業界は、社会のひずみからサラ金需要が発生し、それに対応しているのですから、それなりの存在意義・・アブソ−バー機能を果たしている点を無視してはならないでしょう。
現在のサラ金攻撃は、身障者や精神薄弱児・知能遅れの人、あるいは半病人が一定割合で発生する社会で、こうした弱者をその人の能力に応じて安く使っていると
      「あんなに安く使ってひどい!」
非難されているようなものです。
6割の能力があるのに相手の弱みに付けこんで、2〜3割りの賃金で使うのはひどいのですが、6割しか役に立たない人を、社会から弾き飛ばしているよりは、4〜5割程度の賃金で使うのは、立派な社会福祉になっているのです。
企業としては、5割の能力の人を2人雇っても10割の仕事にはなりませんので、多分3人くらいで一人前になるくらいでしょうから、その程度の減額はやむをえないでしょう。
5割の人4人で2人前の仕事ができるのではなく、その後方で1人前の人が目を配るなどのバックアップシステムが必要になるからです。
これは、04/03/02 ワークシェアリング 2 のコラムでも書きましたが、1人前の人でも細切れですと引継ぎの時間ロスその他があって単純合計にはならないからです。
「安い給与で智恵遅れを使ってひどい」と批判する人に向かって、そんなこと言うなら、 
     「あなたの会社で1人前の賃金で雇ったら、どうか」
と言われると、「そんな問題ではない」と言う変な回答になるのです。
融資分野に関しては、家屋敷のない無産者に対して融資すると手間がかかる上に、焦げ付きリスクが大きいので、彼らを相手にする正規の業者が元々いなかったのです。
銀行・相互銀行・信金・信組その他いわゆる正規金融機関全部が横並びで、融資先としてまったく相手にしていなかった「社会的弱者」を、新たな顧客として正面に据えたのがサラ金業界でしょう。
採算の取れ難い小口で、しかも焦げ付きの多い顧客層を採算が取れるように、業態を工夫開発して、サラ金が進出しただけの話です。



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