04/11/07
先憂後楽社会への復帰4
イキナリの消費巻き戻しは無理でも、ローン期間2〜3年で車を買っていた人が、半分でもお金をためてから車を買うようにするなど、一寸した努力でかなり改善される筈です。
自己資金ゼロで全額ローンで住宅を買っていた世代が、200万円ためてから買うように、次には300万円ためてから買うようにと、徐々に健全化していけば、ローン負担が軽くなるでしょう。
年月をかけて、各種消費を、稼ぐのと同時に近づける・・さらには徐々に稼いだ後に消費する社会へ巻き戻していくべきではないでしょうか?
産業界から見れば、消費の先取りは一種の債務ですし、これを同時性にし、さらに貯蓄してから買う時代に巻き戻すのは、将来に向けた一種の貯蓄なのです。
国際収支上膨大な黒字の蓄積のあるうちに、産業界の負債ともいうべき先取りの時間軸を巻き戻しておくべきなのです。
カードの利便性・キャッシュレスの効能は認められますが、それはJRのスイカのように原則としてプリペイド式にしていくべきでしょう。
元気に働いている階層のサラ金やヤミ金問題は、収入以上の過剰消費さえなくなれば、自然に消滅して行くのです。
収支均衡社会になると、サラ金どころか肥大した信販その他の金融業および関連業者(保証会社や回収業者)もほぼ不要・・壊滅です・・・。
売れ行き減を心配する産業界やその意を受ける学者は、私の意見にはこぞって非現実的だと反対するでしょうが、年間消費自体は同じで、先取り分が巻き戻されるだけですから、本来は一過性の消費減退でしかないのです。
タバコの値上げ直前の駆け込み需要には、その反動減があると、03/28/07「過剰消費社会9(消費先取りのシステム3)」で書きましたが、各種消費の先取りを複雑にして分かり難くしているだけで、本質は同じです。
日本その他戦後世界は、この一過性の消費減退を恐れて、順次先送りしてきたのですが、そのツケはいつか払うしかないでしょう。
消費者自身が、落ち着きを取り戻し、徐々にその方向へ転換していけば、業者や政府がいくら焦ってもどうにもならない筈です。
そのためには、もう少し国民のレベルを上げる必要があるように、思います。
昔から貧しい人はいくらもいましたが、貧しくともしっかりしている人は、その収入の範囲で生きていけるのですから結局は、しっかりしない人がコマーシャルに負けて過剰な買い物をしてしまうのです。
世界中で日本の庶民よりも貧しい人はもっといますし、日本の50〜100年前を考えれば、もっとみんな貧しかったのですが、滅多に金貸しの世話にならない社会だったのです。
消費が落ち着けば、大量生産も要りません。
そうなれば多くの人口を養えないと心配する人が多いのですが、少子化の関係で、02/04/07「生活水準の国際的平準化4と人口政策2」その他あちこちに書いていますが、これからの日本は少子化・人口減して行くのが正しい方向です。
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