04/09/07

日本国民の能力1(国際比較の推移1)

日本は優秀な人材がいてこそ、世界に伍していけるのですが、既に労働現場でも足元から崩れつつあることが、トヨタの例でも実感されているのです。
国際的学力テストでもかなり、日本の順位レベルが下がりつつあるのは、ずっと前から報道されていましたが、うろ覚えでしたので文科省の報告書を見てみました。
以下は、文科省の国際数学・理科教育動向調査の2003年調査(TIMSS2003)からの転載です。
表は省略しますので、興味のある方は、下記に直接アクセスしてください。

国際教育到達度評価学会(IEA)
国際数学・理科教育動向調査の2003年調査(TIMSS2003)
Trends in International Mathematics and Science Study 2003
国際調査結果報告(速報) 1  算数・数学問題の結果
( 1)各国の算数・数学の得点
表1-1参照(PDF:20KB)
 表1-1は,46か国/地域の中学校2年生の数学問題の平均得点(推定値。以下同じ。)を表している。なお,出題問題は世界共通であるが,12種類の問題冊子の中から指定された1種類を個々の生徒が解くこととしているので,それを調整した上で,得点を平均500点,標準偏差100点とする分布モデルの推定値として算出して示してある。
 各国/地域の平均得点は,シンガポール,韓国,香港,台湾,日本の順で,我が国は第5位となっている。さらにベルギー(フラマン語圏),オランダがこれに続いている。なお,我が国の得点は第4位の台湾より15点低く,第6位のベルギー(フラマン語圏)より33点高い。
 ちなみに,ロシア,アメリカ,イタリアは国際平均値より高い。
 我が国の平均得点は570点である。ただし,統計上の誤差を考慮すると,シンガポール,韓国,香港,台湾の得点より有意に低く,ベルギー(フラマン語圏),オランダ以下のすべての国より有意に高い。
表1-2参照(PDF:18KB)
 表1-2は,25か国/地域の小学校4年生の算数問題の平均得点(推定値。以下同じ。)を表している。得点化の方法は中学校2年生と同じである。
 各国/地域の平均得点は,シンガポール,香港,日本の順で,我が国は第3位となっている。さらに台湾,ベルギー(フラマン語圏),オランダがこれに続いている。
 ちなみに,ロシア,アメリカ,イタリアは国際平均値より高い。
 我が国の平均得点は565点である。ただし,統計上の誤差を考慮すると,シンガポール,香港の得点より有意に低く,台湾の得点との有意差はなく,ベルギー(フラマン語圏),オランダ以下のすべての国より有意に高い。

( 2)算数・数学得点の変化
表1-3参照(PDF:26KB)
 TIMSS2003の第一の目的は,第8学年(中学校2年生)について,1995年(平成7年),1999年(平成11年),2003年(平成15年)の同学年の比較を行うことにあった。表1-3は,3回の調査に参加した国/地域について,数学問題の平均得点の変化を表したものである。
 我が国の中学校2年生の数学の得点は,前回の1999年(平成11年)よりも9点,前々回の1995年(平成7年)よりも11点,いずれも有意に低くなっている。
 前回の1999年(平成11年)よりも平均得点が有意に高くなった国はフィリピンなど3か国,有意差がない国は18か国,有意に低くなった国はチュニジアなど9か国である。前々回1995年(平成7年)よりも平均得点が有意に高くなった国はリトアニアなど5か国,有意差がない国は10か国,有意に低くなった国はブルガリアなど8か国である。
表1-4参照(PDF:12KB)
 TIMSS2003の第二の目的は,第4学年(小学校4年生)について,1995年(平成7年)と2003年(平成15年)の同学年の比較を行うことにあった。表1-4は,両調査に参加した国/地域における算数問題の平均得点の変化を表したものである。
 我が国の小学校4年生の算数の平均得点は,1995年(平成7年)よりも3点低くなっているが,統計上の誤差を考慮すると,有意差はない。
 前回よりも平均得点が有意に高くなった国はイギリスなど6か国,有意差がない国は7か国,有意に低くなった国はノルウェーなど2か国である。

( 3)算数・数学同一問題の平均正答率の変化
表1-5参照(PDF:21KB)
 表1-5は,1999年(平成11年)の中学校2年生の調査にも参加した32か国/地域における数学同一問題79題および内容領域別の平均正答率の変化を表わしたものである。
 我が国の中学校2年生の数学同一問題全79題の平均正答率は,前回の1999年(平成11年)よりも4ポイント低くなっている。また,内容領域別の平均正答率は,「数」領域,「代数」領域,「測定」領域で5ポイント,「資料の表現・分析,確率」領域で3ポイント,「幾何」領域で1ポイント,有意に低くなっている。
 なお,国際的にも全79題の平均正答率で2ポイント,「数」領域,「代数」領域,「測定」領域,「資料の表現・分析,確率」領域,「幾何」領域で1ポイント,有意に低くなっている。
 前回よりも数学同一問題全体の平均正答率が有意に高くなった国はイスラエルなど3か国,有意差がない国は18か国/地域,有意に低くなった国は我が国を含め9か国/地域である。
表1-6参照(PDF:12KB)
 表1-6は,1995年(平成7年)の小学校4年生の調査にも参加した15か国/地域における算数同一問題37題の平均正答率の変化を表したものである。なお,本データは我が国独自に集計したものであり,統計的な有意差などの処理は行っていない。
 我が国の小学校4年生の算数同一問題37題の平均正答率は,前回の1995年(平成7年)とほとんど変わらない。前回よりも平均正答率が3ポイント以上高くなった国はイギリスなど6か国,逆に3ポイント以上低くなった国はスロベニアなど2か国であった。



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