04/01/07
ワークシェアリングと収支均衡2(能力格差の是正1)
このように考えていけば、収入のアンバランス(格差)の激しい社会では、借入金や生活保護に頼る人が増えてくる道理です。
国民総所得が一定として考えれば、ビルゲイツみたいに、一人で無茶に多く稼ぐ社会では、その分だけ、稼ぎの悪い人(最貧層)が多くいる社会にならざるを得ないのです。
一国だけで見れば、ビルゲイツは海外から多くを稼いでいるので、そうした関係にはなりませんが、地球規模でみれば同じことでしょう。
また、彼が国外からだけ稼いでいるわけではないので、米国内からもかなり吸い上げている筈です。日本では、まだ特定個人が無茶に稼ぐ社会ではありませんが、ここ20年くらいはエリート層が血尿が出るまで働き、他方で失業して暇を持て余している若者がごろごろといる変な社会になって来たのも事実でしょう。
こうした収入の偏り・・プラスマイナスの表れが、サラ金禍現象の構造的背景ともいえるでしょう。
現在のサラ金禍と生活保護受給希望者激増は、ワークシェアリングに失敗している社会の結果・・・病理現象と言えるのです。
ワ−クシェアリングの必要性については、04/03/02 「ワークシェアリング 2 」その他与力のワークシェアリングなどあちこちで書いて来ました。
この1ヶ月ほど連載中の高齢者や病弱者に対する能力に応じた就労機会保障のテーマも、その一種です。
サラ金社会・・生活保護希望者が激増するようになってきたのは、一部で稼ぎ過ぎている人が多くいる反動かも知れません。
国民総所得、たとえば100兆円を稼ぐのに、人口の3割がその9割を稼ぎ残りの1割を人口の7割で稼ぐ社会では、生活水準で極端な差を付けるか、あるいは似たような生活をするならば、生活保護や公共工事や補助金・貸し付けなどの名目で所得移転をするしかないでしょう。
合法的所得移転では足りない場合の補正作用(自救行為?)として、非合法な所得移転が発達したのが、窃盗その他の犯罪行為となるのです。
現在の日本では、稼ぎ過ぎのエリ−トは、遊ぶ暇・・・デートするヒマもなく結婚もできず、やっと結婚まで漕ぎ着けても家庭生活が破綻する人が多いのです。
男から見て結婚するまでは相手が美人かどうかが大きな要素ですが、毎日顔を合わせていると美人かどうかではなく、妻の心がけが一番の魅力です。
同じように妻から見れば、結婚するまでは相手がエリートかどうか(いわゆる3高)は重要ですが、毎日生活するようになると相手が東大卒かどうか、中央官庁で威張っているかどうかは、何の関係も有りません。
夫婦関係の存続は、お互いのゆとりに大きく依存している関係ですが、・・・・お金を使うヒマもなく夜中まで働いて午前2〜3時ころにやっと帰ってくる・・日曜日は草臥れて眠ってばかりいるのでは、(夫は、○○大卒のエリートと言う名誉だけでは)うまく行かないのです。
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