04/30/06

不均衡発展と内部矛盾5(明治以降・・戦後の高度成長)

戦後は、わが国では高度成長が長く続いたので、当然内部格差が激しくなりますが、地方の元気印は、景気のよい都会に吸収されてしまって地方は、殆ど空っぽになってしまったので、海外進出そしなくとも騒乱の必要性がなくなったのです。
これに加えて、経済大国化していたので、格差是正のために税金の地方還元が潤沢に進んだので、その方面からも不満を解消出来たのです。
今では過疎化・高齢化が進みましたので、地方の安楽死を待つだけで、言うならば、うまく対処した方でしょう。
税金の使い道について、都会から地方への一方通行があっても、この10年程前までは、殆どの都会人にとって、自分の親兄弟が地方にいる関係でしたから、それ程都会人の不満が顕在化しなかったのです。
これが、世代交替が進み、都会人の殆どが3世代目になって、地方に関係がなくなってくると、このような税金の投入に拒否反応が起きてきたのが、最近の政治状況でしょう。
かなり早くから、投票権の1票の格差が問題になっていましたが、高度成長から取り残された地方の不満を押さえるために、地方出身議員の政治的発言力を実力以上に高く維持しておく政策は、かなり有効であったと思われます。
1票の格差を問題としていた政党は、弱者の痛み弱者救済を声高に主張する政党でしたが、その辺の所を分かって議論していたのでしょうか?
これまでの与党実力者として知られる田中角栄や竹下元総理はそれぞれ田舎の政治家ですし、その他三木氏は四国で、大平も四国でしたし、鈴木善幸は盛岡でした。
中曽根や福田、小渕元総理は東北や北陸あるいは、島根と言うような田舎そのものではないですが、関東のはずれの群馬県でした。
高度成長期以降、これまで、東京や大阪など大都会を地盤とする政治家が、総理になったことがないのです。
都市重視の小泉政権の後見役を自認する森前首相が、小泉改革にそのまま賛成しかねる彼の日ごろの行動は、かれがボケを演じているのではなく、北陸出身の政治家であることをそのまま表しているだけでしょう。
総理でなくとも、所謂実力者として知られた金丸元副総理は山梨出身でしたし、最近までの実力者、野中氏は京都府と言っても、過疎地の丹後か丹波方面出身政治家でした。



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