04/16/06
世界宗教の非合理化とその改革4(イベリア半島2)
やっと商業主義のイスラムを追い出だして、カトリック化したばかりのスペインでしたから、今度は、キリスト教圏内部からの、商業化の動きに反対するのは無理からぬ点があります。
ただ、私の宗教観からすれば、世界宗教は元々商業活動のルールの必要性から生まれたものでしたから、スペインが理想とする農業社会向けのキリスト教の方が、本来後に変節した異端であるべきなのです。
世界宗教の存在意義についての私の考え方は、03/26/06「商人と規制の親和性8(戒律・・・宗教の成立)」以来連続して書いています。
勿論このような突飛な仮説は、私の独自の思いつきでしかありませんし、学者は、誰も賛成しないでしょうが、ま、気楽な無責任なコラムの仮説として御読みください。
右翼や国粋主義者と言うのは、根源に遡らず、ホンの一時代前の習慣を金科玉条のように大事にする傾向がありますが、その一種だったのでしょう。
最近の皇室の継承者の議論に際し、宮家の誰かが、女帝など日本の歴史になく、伝統を破るものだと主張していましたが、これなども、つい数百年前の江戸時代初期まで合った女帝の存在すら知らないで議論しているのです。
古代・・持統天皇前後に、むしろ女帝が原則のような時代さえあったのを無視しているのか、あるいは、中学生なら知っているはずの知識さえ全く知らないで、公に主張しているのですから驚きです。
この辺の議論は、02/03/06「皇室典範改正論議6(女系天皇の歴史1)」前後で連載しましたので、参考にしてください。
ま、右翼などの議論は、大体ホンの数十年もあった時代が少し変わろうとすると万古不易のように言いたがるものです。
右翼に限らず、国民みんなの傾向かもしれません。
こうした傾向については、鎖国、米の常食化、終身雇用制その他ホンの数十年も続くと直ぐに日本固有の万古不易の習慣のように思いたがる傾向があることについて、これまで02/09/04「江戸時代の相続制度 9(明治民法の時代錯誤性)」その他あちこちに書いて来ました。
歴代のスペイン国王(と言っても、カトリックの守護者としてまともに頑張れたのは、フェリペ2世・・1527〜1598)あたりまででしょう)が、最後までカトリックの守護者として頑張った所以でしょう。
ちなみに彼フィリッペ2世は、父カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)から王位を受け継いだ翌年には、第1回の破産宣告を出し、在位中4回も破産しているのです。
彼は、親から膨大な支配地ばかりでなく、借金を受け継いだお蔭で、生涯金策に苦労していたのですが、もっと商業的才覚に恵まれていれば、別の人生があったでしょう。
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