04/04/06

中国の独自性とは?6(蘇州刺繍と日本刺繍)

衣料系での必需品である「糸」系でみると、木綿が発達するまでは、麻その他の植物からの糸に比べると生糸から出来る絹の価値は圧倒的でした。
なぜか西洋では蚕がなく、中国の特産品でしたから、(養蚕技術の移転阻止するために秘密にしていたのでしょう)中国からの輸入しかなかったのです。
ところが、近世以降木綿の大発達・・普及によって、生糸の比重が下がります。
容器系も木の曲げものの発達や、鉄鉱石の利用によって、土器の比重も急激に下がります。
これにつれて、資源偏在によるライセンス生産の注文がなくなったために、唐宋までの華やかだった中国が、いきなり中長期的地位低落に結びついた原因ではないでしょうか。
景徳鎮の陶器と言っても、大量生産で輸出した基地として有名でしかなく、それほど良いものがあるとは思えません。
自分の恨み節ですが、初めて中国の広州市へ行ったときに、御土産に硯石を買い求めましたが、下関の赤間硯などと違って、意味もなく大きいだけで何の価値もないものでした。
ま、自分のレベルが低くて目が利かなかったというだけの話ですが・・・・。
硯石や墨(昭和56年秋に奈良へ行ったときに、手間のかかった墨を買い求めましたが、良いものです。)に至るまで芸術の域に高めていますし、土器(陶器磁器)についても芸術の域に高めた日本では、未だに伝統工芸としての焼き物は盛んです。
刺繍なども、蘇州刺繍と言う名で有名ですが、日本の刺繍などに比べると出来が雑で、レベルがイマイチです。
中国は刺繍に至るまで、ライセンス生産の域を出なかったからでは、ないでしょうか?
勿論、私が蘇州刺繍の良いものを、見たことがないだけかもしれませんが・・・・。
すべて、このコラムは、当たり前ですが私のレベルを基準にしていますので、そのつもりで御読みください。



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