04/30/05
いろんな制度を緩やかに18(少子化と民度・学力低下1)
女性は、養育料を払わずに逃げるような職業の不安定な男とは、結婚したくないと言うのが3テイ条件でしょうが、養育料やローン支払いから逃げることの出来ない(安定職業のある)男の方では、結婚自体に尻込みしているのが現状です。
我々弁護士業務でも、相談者からどういう書類を相手から貰えば良いかの相談を受けることがありますが、権利関係が微妙なときにあんまり完璧な文書を要求しすぎると、相手に拒まれてしまって元も子もなくす危険が有ります。
こういう説明をして6割くらいの出来の文書を書いて渡すことが多々有ります。
例えば継続商取引にあたって、相手から担保を取れば万全ですが、そこまで要求すれば相手は取引を断ってくる場合があります。
結婚も女性にとってパーフェクトな要求に固執すると、男性が尻込みしてしまう時代になっているのです。
このシリーズで書いているのは、不貞禁止、売買春禁止、夫婦はいつも一緒に行動し会話に心がけるべし、家事や子育ては共同責任で・・・・と結婚内容が重たくなる一方で、他方離婚となれば養育料支払い、ローン支払いなど男性に重たくなりすぎているのは、現実的にどうかと言う視点です。
05/24/02「社会の高度化と不良対策 4 (スポーツ少年1)」前後のコラムで紹介しましたが、昔から「子がかすがい」と言われてきましたが、子育ての難しい時代の到来で、子育てをめぐって夫婦関係が冷えるきっかけになっていることが多いのです。
今や「子はかすがい」から「子はくさび」に転化している夫婦が少なくありません。
そのうえ、昔は「子はかすがい」で、子供が生まれれば、男性にとっては生涯保険に加入したのと同様に、離婚は考えられませんでしたが、今や子供がいても妻から簡単に「嫌になった」と言う理由だけで離婚を迫られる時代です。
離婚になれば、養育料の負担がのしかかりますから、男にとっては子供を持つのは、成人してその先までの莫大な費用負担その他極めてリスキーなことになっているのです。
他方で子供に老後を頼めない時代ですから、子供を持つのは、メリットはなくはリスクだけと言う時代です。
「可愛いからいいじゃないか」と言うだけが頼りですが、そうなるとペットの方が責任がなくて良いという方向へ進みます。
おのずから妻が出産するのって、めでたいのかどうかと懐疑的になって来るでしょう。
これでは、まともな能力のある人に限って結婚に対して消極、結婚しても子供を生みたがらない社会になって、少子化が進むばかりでしょう。
何とか親の無責任化を目指すと言えば変ですが、責任感のある人も安心して子どもを産み育てられるような社会にしたいものです。
人口減そのものはいいのですが、私の心配は優秀な人材が子供を生まず、責任感の乏しい底辺層で穴埋めしている今の仕組みは日本民族の将来のために心配だと言うのです。
この問題は世界的にみても共通課題で、先進国はおおむね少子化が進行しており、家族政策が成功しているといわれる北欧諸国でも、実際は人口減を緩やかにするのがやっとと言われているのです。
独仏その他諸国では、その穴埋めをトルコその他移民やその子孫でまかなっているに過ぎませんし、地球規模でみても、人口爆発をしているのは、最貧国やアラブ系なのです。
繰り返しますが、普通に安定した職業の男性が、安心して結婚し、子育て出来る社会にしていかないで、底辺層の子育て支援ばかりでは、日本は持たないと思うのですが、杞憂でしょうか?
関連ページリンク
稲垣法律事務所コラム内:結婚、婚姻に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:離婚に関するコラム
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