04/07/05

女性の地位低下10(専業主婦の時代3)女子大生亡国論

平安時代の王朝文化とりわけ女流文化は、今から考えると上流階級における女性の地位低下に関係があるのかも知れません。
明治以降も女性の地位低下に伴い、女性のたしなみは、文化活動であるとされ、お茶や生け花などの伝統文化に親しむのが良しとされてきました。
このため庶民では、男子が小学校卒でも女性には女学校までやる家庭が増えていたようで、女性のほうが比較的に高学歴だったのですが、これは実学を身に付けさせて新時代に適応させる目的と言うよりも文化、たしなみを身につけさせて、より上級の結婚を目指したに過ぎなかったのです。
女工さんなどの末端職種従事者でも、勤務時間後にはお花やお茶を教えたりするのが普通でした。
勿論大学も、男女別で、女子大学の主要科目は、文科系の外に実学に近いものとしても家政学とか栄養学・教育学などばかりで、女子大学や女学校の公式目標自体が「良妻賢母」教育を標榜するものが殆どでした。
戦後折角男女共学になったのに、私が大学進学のころには、女性が4年制大学に進学すると、婚期に遅れると批判されていましたので、私の出た都立高校のクラスでは、4年制大学に進学した女性はホンのわずかでした。
それでも、4年制共学の大学へぼちぼち進学するようになっていましたが、4年制と言っても女性は文学部へ集中していたもので、実学である法経商学部に来る女性はごく稀で、私のクラスで言えば、2〜3人しかいませんでした。
パーセントで言うと、1%にも満たなかったことになります。
それから大分経って、私が大学卒業後だったと思いますが、次第に女性の4年制進学者が増えてきて、早大名誉教授暉峻(てるおか)康隆氏による「女子学生亡国論」までマスコミで大きく取り上げられる時代でした。



関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

稲垣法律事務所コラム内:夫婦別姓に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:歴史に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:結婚、婚姻に関するコラム


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資