04/06/05
女性の地位低下7・・・貨幣経済2(ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへ)
今でも、女性のサービスは、家庭内の子供の哺育に始り、親族の入院お見舞いや付き添い、近所付き合い、その他無償労働を原則とする仕組みです。
あるいは貨幣経済に参入したように見えても、生協活動やインターネット取引でさえ、共同購入して分配するなどが性に合いそうですが、そこには物々交換の世界からあまり離れていない精神世界があるように思われます。
共同作業をするにしても,男性はピラミッド型の軍隊的指揮命令系統になじみやすいのですが、女性はどちらかと言うと原始共同体的共同作業に向いているようです。
象徴的には田植え作業でしょうが、今でもPTAなどでみんなで車座になって何かを作るとか、フラットな作業に親しみがあるようです。
女性はゲマインシャフトの主たる構成員だったのです。
それでも江戸時代までは、武家以上は人口のわずかでしかなかったのですから、ゲマインシャフト的弥生以来の生活が社会人口の主流でしたから、それなりの地位を維持できたのです。
しかし、明治以降の近代資本主義社会の進行で、農業などの第1次産業も商業活動・貨幣経済に取り込まれるようになって来ますと、この男女の性向差が決定的な地位の差になっていったのではないでしょうか。
今では、農業は産業であって、古代以来の感覚だけではやっていけない時代です。
いわゆるゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの移行にあたり、女性はうまく適合できなかったのではないでしょうか?
ただし、私はこうした利益共同体・ゲゼルシャフト的思考ばかりが巾を聞かす今の社会のが良いと言っているのではなく、ただ現象を描写しているだけです。
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